なぜ、L'Arc-en-Ciel(ラルク アン シエル)のファンはライブに毎年10回以上は行くのか
僕の生徒さんにL'Arc-en-Ciel(ラルク アン シエル)の
大ファンの女性がいて、夏~秋にかけては
ライブだけで毎年10回以上は行っている。
そんな彼女に、ウチの受付スタッフが
「なんでそんなにライブに行くんですか?
歌聞くだけなら、スマホでも聞けるし、
わざわざ全国飛び回ってまで、
ステージ上のHYDE(ハイド)を見たいんですか?」
と聞いていた。
ウチの受付スタッフは、
「ライブは人が多くて
もみくちゃにされそうだし、
飲食も自由にできないし
曲ならスマホで聴けるし、
動画もユーチューブにアップされているし・・・」
ので、 年に何回もライブに行く必要性を感じていないよう。
その返答に対して、生徒さんは、
「うん、見たい(笑)
歌も生で聴きたい!
そのために私の夏を毎年捧げているんだもん。
でも、一番の理由はソコじゃないんだよね~
DVDも見ているし、通勤中はいつも
ラルクの曲を聴いているけど、それはライブに備えた
練習みたいなものなんだよね。
ライブに行くと、初対面のファン同士で盛り上がったり、
いつもは画面やスピーカー越しにいるラルクの知らないところが知れるし、
何よりも、その会場にいる全員の一体感が最高なんだよ!!」
と熱弁していました。
が、ライブに行ったことがない受付スタッフには
ライブの臨場感や一体感がどんなに素晴らしく、
また行きたい!と思わせるくらいの魅力があることは
この時は伝わらなかったよう(笑)
僕はこの会話を傍から聞いていて、
そういえば、集客が上手くいっているボイストレーナー達でも
リピート率の高いアーティスト達がライブに使っているテクニックを
盛り込んでいることを思い出した。
それは、“参加する・体験する意識”を刺激すること。
好きなアーティストのライブとは違い
生徒さんにとっての授業は、『話を聞く場』と思っていて
多くの生徒さんは、“受け身”の状態だ。
特に、それほど興味・関心のない説明会や体験レッスン等は
情報収集程度・タダだから、説明会に参加するので、顕著に受け身になる。
しかし、受け身の状態で体験レッスンに来られると
いくらで良いレッスンをしても、生徒を魅了することは出来ない。
だから僕のスクールでは、
参加する意識を持たせるために、2つのことをしています。
一つ目は、『しょっちゅう問いかける』。
例えば、
・「声」 には大きく分けて2種類だけど、「何声」と「何声」だと思う?
・「売れているアーティストは今までこんな挑戦をしてきた。
でも全部が全部、最初から上手くいった訳でないよね。」
と言う話をした後は…
⇒⇒⇒「あなたも、そういった経験をしたことはないですか?」
・「SMDボーカル教室では生徒さんの歌唱力を上達させるだけではなくて、 自分の目標の成果を出すためのフォローもしています。」
と言う話をした後は…
⇒⇒⇒「もしも、ボイストレーナーの立場になったら、
自分が応援した人が1か月で辞めてしまったらどう思う?」
と、質問を1時間の無料体験レッスン中に
30回以上投げかけ、受け身の状態にさせない。
二つ目は、とにかく『アウトプット』を増やすこと。そしてそれに対して
「絶対にお世辞を言わないこと」
「心から本気で肯定すること」
出来ていないのに「出来てるね!」とは絶対に言わない。
良くない思っているのに「いいね!」とは絶対に言わない。
たとえ上手く出来なかったとしても、 良い部分は必ずある。
良いと感じた部分に対してだけ
「いいね!」
「そうですね!」
「それもありますね!」
「ありがとう!」
「さすが!」
と、本気で伝える。
そうすることで、意識を高めることができるのだ。
ちなみに…、AKBの握手会とかはまさに「参加」「体験」意識だよね。
もしも、あなたの生徒さんが『意識』がひくければ
ちょっとだけ語尾を質問に変えてみて。
そしてお世辞を言わずに良いと感じた部分に対してだけ
本気で伝えてみてはいかがでしょうか。
頑張ろうね、
応援しています!
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