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私のうつ病体験記 適応障害発症まで④
11月に入った。
この頃には、ストレスよりあと1か月でこの状況から解消される楽しみの方が上回っていた。
「なんで辞めるんですか?」
そんなことを聞かれるのが面倒くさくて、あまり同僚ともコミュニケーションを取らないようになっていたのを覚えている。
そして、心の中で1割くらいこんなこと(退職なんていう人生の決断)をして良いのか?と不安な気持ちがあった。
今思うと、親にも相談をせずに会社を辞めた。
当時の私のYouTubeのおすすめ動画は転職推奨のものばかり
「転職失敗しても前進だ」
「打席に立たないと」
などこの8年、バイトからサラリーマンとなり、日々のルーティンをこなしていた私からすると、31歳という年齢、厳しい状況に身を置くことが最善と考えていた。
今思えば、人間関係は1年我慢すれば解消され、仕事も他と比べても出来る方。キャリア形成を考えていなくても、よっぽど意に沿うような転職先がない限り前職を続けた方が安定だっただろう。
肉体の方が、日々倦怠感が増していき、お酒の量も増えた。寝付けない日も増え、自律神経を測れるお店に行って測ってもらうも、そこまで変な数値ではなかった。
11月が終わった。
有給消化中の12月にストレスチェックの結果が来た。
ストレス過多のため、病院受診を推奨するものであった。
同じく消化中「ちゃんとこのくらい休んで進退を考えても良かったな」と思った。
たぶん私の最適解は8月に退職でなく、休職を申し出ることだった。まぁそこで休んだ先の未来と、現在の人生、どちらが良いかわからないが、、、
結局、うつ病を発症してたのかはわからないが、退職する時、周りの同僚ですら敵にしか見えなかった。
何で自分はこんな大変な状況に追い込まれ退職しなきゃいけないのに、喜々として退職理由を聞いてくるんだろうと思った。
だから、あまり挨拶もしないまま職場を去った。
全くもって前向きな退職じゃなかった。
これが2023年12月の話