日経平均株価下落と日銀の金融政策に注目2024年10月8日(夕刊)
1. 日本のニュース
日経平均株価下落
日経平均株価は2024年10月8日、前日比395.20円(1.00%)下落し、38,937.54円で取引を終えました。日銀の金融政策や円安圧力が市場に影響を与えたとされています。
8月の消費支出が2カ月ぶりに減少
総務省が発表した8月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は実質前年同月比で1.9%減少し、2カ月ぶりのマイナスを記録しました。南海トラフ地震の警戒情報や台風の影響が大きく、自動車購入や旅行支出が減少したことが要因とされています。
2. 世界のニュース
ファーウェイ、新OSの試験配布開始
中国の通信機器大手ファーウェイは8日、自社開発の新OS「ハーモニーOS NEXT」の試験配布を開始しました。これまでアンドロイドベースだったが、新OSは完全に独自開発されており、米国からの技術規制強化に備える狙いがあると報じられています。
北朝鮮の金正恩氏、プーチン大統領に祝電
北朝鮮の金正恩総書記は7日、ロシアのプーチン大統領の誕生日に祝電を送りました。金正恩氏はプーチン氏を「最も親しい同志」と呼び、ロシアの軍と人民に対する支持を表明しました。
3. 政治ニュース
日銀、参院選前に1〜2回の追加利上げか
日銀は、石破茂政権下で経済状況と物価情勢を注視しながら、慎重な金融政策を続ける見通しです。参院選を控え、追加利上げは1〜2回程度にとどまる可能性が指摘されています。来年7月の参院選に向け、日銀の金融政策決定会合も政治的な影響を受ける可能性があるとされています。
アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)
脱炭素の国際枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」が日本方式の温暖化ガス排出量算定・報告ルールを採用することを決定しました。これにより、日本企業のアジア進出が一層進むことが期待されています。
4. 経済ニュース
日経平均株価終値: 38,937.54円(-395.20円、-1.00%)
2024年10月8日、大引けの段階で日経平均株価は前日比1%下落しました。円安と物価上昇のリスクが強まる中、追加利上げの見通しが株価に影響を与えたと見られています。
8月の実質消費支出1.9%減
8月の消費支出は前年同月比1.9%減少し、自動車や国内旅行の支出が大幅に減少しました。特に交通・通信部門が17.1%減となり、自動車販売店の臨時休業が大きく響きました。
日本企業のアジアでの脱炭素推進
アジアの脱炭素に向けた取り組みで、日本が主導する温暖化ガス排出量算定・報告のルールが導入されることが決定しました。これにより、日本企業のビジネス展開がアジアで加速する見込みです。
5. まとめ
本日のニュースでは、日経平均株価の下落が大きな焦点となり、日銀の金融政策への関心が高まっています。石破政権下での追加利上げが焦点となり、特に来年の参院選が金融政策に影響を与える可能性があります。世界的な視点では、ファーウェイの新OSや北朝鮮とロシアの関係が注目され、日本の脱炭素政策がアジアで進展するなど、経済・政治ともに多くの動きが見られました。
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