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子育てのストレスから救ってくれたパン作り

はじめまして。パンと料理の講師をしております。
でも、「パンづくりを始めたきっかけ」は...とてもとても、不純なものでした(笑)

17年前、子供が0歳のとき、日々の子育てからのストレスや不安の毎日でした。『少しの時間でもいいから、子育てから解放されて一人になりたい!!』そう言って、趣味を探し始めました。
正直もう...

子育てから解放されるのなら、何でも良かった。

すぐ近所で通えること、3時間ぐらいであること、不定期で通えること...などなど条件を満たしたのが、「パンとお菓子教室に通うこと」でした。
もちろん、パンは大好物。ただ、食べることが専門で、作りたいなんて正直思ったことほぼ無かったんですよね~(^-^;

だって~。パン屋さんのパン、おいしいやん!!ケーキと違って安いし。
ホームベーカリーだってあるし(笑)

小さな子供とずっと一緒に居ると、仕事のイライラとはまた違う、なんというか、不安とか悲しみとか孤独感とか、色んなものが沸き上がってきて。
わたし、もし、苛々して叩いたりなんてしてしまったらどうしよう💦そんなことも思ったこと、あったと思います。

パン教室に行けば...
他の誰かと話すことが出来る。(もうこれだけで癒される)
パンを作ることに必死になる。捏ねるのは結構大変。
やっと捏ねて発酵、形を作って、そしてまた発酵。
この間のたびに、パンの話や雑談をして過ごしている間に、心は穏やかになっていきます。
そして、焼きあがったパンのいい香りに、それはそれは癒される~~♡
帰って食べてまた幸せ。自分で作ったパンは愛おしい。

見よう見まねで作ると、なかなかパン作りって、最初から上手くいきませんが、パン教室だと初回から成功に導いてくれるので、くじけないんですよね。

少し通うと家でも作るようになりました。
苛々モヤモヤした気持ちをパン生地にぶつけて、捏ねまくる!
そのうちに、”パンを作る”ことに気持ちが移行していきます。
そして焼けたパンの香りに癒されて、おいしいものを食べて幸せになる。

夜泣きで疲れ果てて、もう起きてやれ~!って気持ちになって、夜中にパン作りを始めて(この時は叩き捏ねは自粛)、早朝にパンが焼ける、という
なんという幸せな~!!

簡単に焼ける作り方を教えてくれるスクールから初めて、どんどんハマっていって、ライセンスも取り、更に詳しく学びたくなって、広島アンデルセンのスクールも通って研究科を卒業しました。

子供は1歳の時からは、少しずつ仕事も初めていたので、当初の目的で言えば、もう通わなくてもいいのですが。(笑)
そのころは、時間を空けてでも通うようになっていました。

私がパン教室をする時は、

手ごねも勿論ご希望ならそこから始めるのですが、
ホームベーカリーがあれば、機械に捏ねるのは任せて、成型から始めたらいいんですよ~とお伝えしています。
それは、通ってくれるみなさんにとって、「パン作りは癒しの時間」であってほしいから。

私が、ストレスから解放させてくれたように、色んな感情から解放されて、癒される時間、気分転換、怒りをパン生地にぶつけたい!とか、なんでも。
パン作りを気楽に楽しんでもらいたいなぁぁと思っています。
旦那さんには、「手作りを家族に食べてもらいたい!」とか言っておけば、いいんです(笑)

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