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【追悼】SNSを見ては現実から逃げていたクソみたいな日々
新年が始まってから少し時間が経った。
昔は毎年年初に目標を立てていた。
昔の目標を見てびっくりした。毎年目標が同じなのだ。
つまり、二十代半ばの自分は何の進歩もしていなかった。改めて自分の人生が20代で詰んでいたことに気づく。ショックを受けた。
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詰みの原因はわかっている。
惰性で触っていたスマホとSNSだ。
実のところやるべきことはたくさんあった。
そんな現実から目を背けるのにスマホやSNSはちょうど良かったのだ。
自分とは無関係なトレンドを追いかけては時間を浪費する毎日。
スマホはたくさんの時間を奪い去った。
深夜までSNSをやって翌日に響くことさえあった。
ここまで来れば病的だと思う。
得たものはない。
歳だけ重ね、虚無感だけが残った。
すべては現実から目を背けるための逃避行動だったように思う。
でも、気づいた時にはもう遅かった。
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去年はとことん人生を見つめ直した。
このまま見知らぬ誰かに振り回されて生きていくのは嫌だと思った。
はじめて現実に向き合った。
自分なりに昇進試験の勉強をした。
破談になったが結婚についても考えた。
ほんの少しだけ人生が動いている実感が湧いた。
そして、時同じくしてSNSの世界が少し自分から遠くなった。
現実は目の前にあった。
脱ぎ捨てた衣服や、洗い物、これを片付けることが生活だし、遠くにいる誰かより、身の回りの家族や同僚、友人こそ大切にするべきだと思った。
SNSという安酒に酔い、一番大切な現実が見えなくなっていたのである。
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いいなあというものをネット上で見つける機会が減った。大人になったからかもしれない。
インターネットはもはや、どうしようもない空間だ。
SNSやネットに期待してはいけない。見知らぬ誰かに振り回されることなく、現実を直視して生きていくべきだ。
スマホを置いて、深呼吸して、生活を取り戻そう。