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人気のIT業界に想う、昔のエグさ
IT業界は就活人気業界ランキングで「1位」だそうです。
今後10年は人材不足が続くといわれています。
平均給与も比較的高いため、将来性や収入面での魅力が人気の理由なのでしょう。
しかし、過去の状況はひどいものでした。
私が入社した2000年前後は、親に止められるほど評価が低い業界でした。
「新3K」(きつい、厳しい、帰れない/きつい、帰れない、給料が安い)として、就活生から敬遠されていたのです。
そんな状況下でも、就職氷河期だった当時は、
業界や会社を選んで就職することが難しい時代でした。
私は「とにかく入れるところを探そう!」という考えで活動していました。
今では考えられない話ですね(笑)。
結果的に、唯一内定をいただいた会社(IT業界)に入社しました。
入社半年で徹夜、100時間超えの残業と当時の常識を全て経験しました。
そこから約25年。
産業構造が大きく変わり、IT業界の価値が大きく向上しました。
25年前の常識は、もはや常識ではなくなっています。
いつの間にか「3K」と呼ばれることもなくなり、今では優良な就職先へと変化しました。
現代では、ひとつの技術革新が産業構造を大きく変化させ、
それに伴って求められる人材も変わります。
その技術革新のスピードは、昔と比べて格段に速くなっています。
キャリアの方向性を考えることが非常に難しい時代になってきました。
こうした中で、企業(ブランド)に頼るのではなく、
自ら進化することがより重要な時代になっています。
私たちも、一人ひとりが成長・進化し、常に時代に求められる人材であり続けたいと思います。
そして、そのマインドを持ち続ける企業でありたいと考えています。
過去から学べることは多いですね。そんなことを考えた年明けでした。
今年も頑張ります!