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テクノストレス症候群②
テクノストレス症候群
この言葉ご存知でしょうか??
ボクがとある書籍を読んだ中で出会った単語です。
自分の一生を左右する受験・・・今から待ちに待った結婚式が始まろうとしている・・・車の運転をしている時・・・ テクノストレス症候群は脳疲労と自律神経の乱れが関係しており、そこに強い緊張が加わることで突然強い痛みに襲われる。 要するに『今じゃなくても良いじゃないか!』と思う時に出現するのがテクノストレス症状の痛みと気分障害である。
ボクの分かりやすい解釈は
IT機器の副作用
つまりはスマホを使うことによる悪影響。
ボクが読んだ書籍は
スマホという病
一番最初に出てくる文章が以下の4つ。
①目から入った画像が長時間続くと脳疲労を起こしてしまう。
②首から肩甲骨が強く凝り、目のかすみが出る。
③自律神経の乱れが始まる。頭痛が出る。
④突然、気分障害に襲われる。
著者は精神科医の先生です。
先生は、未発達な時期から継続的にスマホを見続けることにより青年期以降に突然テクノストレス症候群に襲われると警鐘を鳴らす。
読み進めると文中にいくつも考えさせられるワードが沢山出てきます。
自分自身に当てはめたり、大切な家族に当てはめたり、子供に当てはめたり。
20年前は精神科に来る患者は重症者が多く精神科の患者はまわりから白い目で見られた。15年前から変わった。中高生が1人で患者として訪れるようになった。そして時は流れ現在は学校帰りのカバンをさげたまま中学生が1人で受診する時代になっている。
テクノストレス症候群は機器と接する長い時間と、日頃のストレスが重なって症状を出してくる病気である。
テクノストレスは人を凶暴にさせる
毎日機器だけに慣れてしまうことによって、相手の気持ちを汲み取る、駆け引きが出来ない戸惑いが生まれるようになる。
人と人とかかわり、自分の存在が出来上がっていく。ただ普通のことである。その普通のことが出来なくなってきたのである。
毎日の『母の手伝い』の15分で子供の自殺と心の病気が防げる
スマホの使い方、利用時間、特に小さいお子様のスマホとの関わり方は凄く考えさせられる一冊です。
スマホなんて存在しない時代、我が子の機嫌が悪い時、お母さんやお父さんが一生懸命あやしただろう。もしくは積み木の玩具などの形あるもので一人で遊び想像を膨らましただろう。時には思いっきり泣いただろう、我慢もしたかもしれない。
けど今の子たちはきっと機嫌が悪い時はスマホの中のキッズ向け動画やYoutuberのくだらない動画が構ってくれる。
親の愛情や我慢すること、想像力が養われないまま育つとどこか欠落した人間になるんじゃないかと改めて考えさせられる。
確か、iPhone3Gがソフトバンクから発売されたのが2008年。
この頃はまだ大衆商品ではなく、一部の【ガジェット好きな人】が購入していた商品と記憶しています。(ボクは当時、現役ショップ店長として勤務)
2011年、iPhone4s発売。この頃からスマホが大衆化してきたのではないでしょうか。
一部のガジェット好きだけではなく、若い女の子やスマホに興味なかった中高年も購入し、使用するようになったと思います。
今から約10年前にスマホが大衆商品になったと考えると
当時20歳でiPhone4Sを手にした方は今は30歳。
結婚平均年齢は男性31.1歳、女性29.4歳。
小学校6年生でスマホを持っていない子より持っている子の方が割合が増えるんだそう。
ボクが思うのは、
小学校6年生よりも前に家にあるお父さんお母さんのお古のスマホをWiFiで利用している子もきっと多いはず。
そう考えるともっと弱年齢期からスマホとともに生活しているでしょう。
スマホというIT機器に抵抗なく慣れ親しんで育った今30代前後の人たちが
結婚して子に恵まれ、その子がスマホと共に育つ。
きっと知らず知らずの間にテクノストレス症候群で不調をきたす人たちが増えるでしょう。
警鐘を鳴らすだけではなく、どうしたらテクノストレス病を防げれるかを具体的なことを文中で教えてくれます。
どんな人でも、今から変われる
もしかして、自分も変われるかもしれないと思った時、人は変わる方向へ舵取りを始められる
もしかして、自分も変われるかもしれないと思う夢を今、持ってほしい