リモートワークに効く!音声テックカオスマップを公開しました!
こんにちは。
Smart書記運営事務局です。
今回「リモートワークに効く!」という軸で音声テックのカオスマップをまとめてみました!
<カオスマップとは?>
特定の業界や領域でサービスをカテゴライズしてまとめた図になります。
こちらにあるように、多くの業界でカオスマップが作成されています。
今回まとめたカオスマップはこちらです!
※ロゴのないサービス等一部割愛させていただいております。
追加希望の際はコチラまでご連絡ください。
変わる「働き方」にフォーカスしたカオスマップを今作りたかった
今回当社が音声テックのカオスマップの制作に着手した理由は、2つあります。
1つはコロナウィルスの影響で、働き方が強制的に変化を強いられる中で、この1〜2ヶ月で多くの音声テックのプレーヤーが出てきました。とりわけ当社が提供する「Smart書記」と同様に、文字起こしや音声を議事録作成に活用するサービスは毎週のように提供するプレーヤーがプレスリリースを発出しています。音声テックが注目される今、カオスマップを作るべきタイミングだと考えました。
もう1つはこの領域が扱う「音声」について、より理解が広まって欲しいと考えたからです。一言に音声といっても、実際の会話を録音する場合や、動画から音源を抽出するパターンなど、扱い方や収録方法など多岐にわたります。カオスマップを通じ、サービスやプレーヤーを認知してもらうことで、より音声テックが盛り上がることに繋げていければと思います。
音声テックのカオスマップについては、Media Inovationさんが昨年制作していますが、今回は前者の通り、コロナウィルスによる在宅勤務の広がりを踏まえ、「リモートワーク に効く!」という軸でカオスマップを作成しました。
今回選定した5つのカテゴリーについても、次項にて触れていきたいと思います。
プレーヤーが爆増中の「文字起こし・議事録」
緊急事態宣言による在宅勤務の広がりで、最も提供するプレーヤーが増えたのは文字起こし・議事録系のソリューションではないでしょうか。
自社の音声認識エンジンに加え、後述するサードパーティ製の音声認識エンジンを活用し、多くのプレーヤーがこの領域に参入しています。4、5月については毎週のようにプレスリリースが出ていました。
この領域については、書き起こしの精度はもちろんですが、高いセキュリティについても求められます。この領域でサービスを提供する当社も利便性だけでなく、安心して使えるようなサービスも目指していますが、領域が注目されることはとても喜ばしいことだと思っています。
GAFA vs 国内?サービスの基盤となる「音声認識エンジン」
音声認識エンジンについては、音声を扱うサービスの基盤となるもので、音声テック全体から見ても、非常に影響力になるものになります。
GoogleやMicrosoft、AmazonなどGAFAと呼ばれる海外ベンダーが提供するものに対し、国内ではNTTコミュニケーションズやLINEなども独自の音声認識エンジンを提供しています。
機械学習に必要なビッグデータという面では、海外プレーヤーに一日の長はあるものの、こと日本語に関しては区切りが少ないなど、独特な部分も少なくありません。日本語の処理について、どこが抜け出すかはこれからも注目です。
なおSmart書記は、今後も精度の高いエンジンを利用できるようにしていきます。我こそは、という音声認識エンジン開発中の皆様がいらっしゃいましたらぜひ連携含めてお話させていただけるとと嬉しいです!
もう電話のために出社不要!普及が期待される「ブラウザ電話」
今回の緊急事態宣言でもかんたんには前面在宅勤務に切り替えられず、シフトベースで調整せざるをえなかった職種の一つとして、コールセンターが挙げられます。特に大規模なコールセンターは設備や顧客情報などの観点で難しかった面があるのではないでしょうか。
この「ブラウザ電話」を導入すれば、クラウドを利用して、パソコンからどこでも電話が可能になります。在宅での顧客情報の取り扱いなど、まだまだ課題となる面は多いとは思いますが、これからどんどん広がって欲しいと思います。
とても個人的な見解ですが、オフィスで受話器やスマホをもって電話する文化は前時代に置いてきたいですね。パソコンで発着信して、ヘッドセットで通話するのが早く当たり前になって欲しいと切に願っています。
利用が完全に定着した「ビデオチャット」
ビデオチャットについては、今回2区分に分けています。1つはテキストでのコミュニケーションが主流だが、ビデオチャットもできるものです。SlackやMicrosoft Teamsがこちらです。もう1つはビデオチャットが主な利用用途であるものです。zoomやGoogle Meetなどがこれにあたります。
区分はしたものの、今回爆発的に利用が伸びたのはどちらも共通です。前半はzoomの利用増加が注目されましたが、国内はWindowsユーザーが圧倒的なこともありMicrosoft Teamsはより顕著な伸びを見せました。
またビジネス用途だけでなく、zoomを使ってオンラインでお酒を飲む「zoom飲み」(今年の流行語は間違いないでしょう。)や、よりカジュアルに使える「Remo」で懇親会を行ったりという、プライベートな利用も広がりました。本稿執筆時点では、全国的に緊急事態宣言は解除されていますが、これからも一定このようなプライベートでの利用も定着するのではないでしょうか。
雑談部屋的につながる「ボイスチャット」
ビデオチャットでも画面をOFFにさえしてしまえば、音声だけで「ボイスチャット」として利用できますが、ここで紹介するのはそもそも音声のみに特化したサービスです。
zoomやTeamsがビデオ会議などでのスポット利用が中心であるのに対し、ボイスチャットはラフに仕事中に繋ぎっぱなしで継続的にコミュニケーションをとるために利用されていたようです。
もともとはゲーマー向けのボイスチャットだったDiscordや、話を聞きたいグループに近づくことで会話に参加できる特徴的なUIのSpatial.chatなどが専用に利用されていたようです。もちろん前者のビデオチャットで同じような使い方をされていたケースもありますが、リモートで直接会っていないにも可関わらずシーンを分けてコミュニケーションをとるのは特徴的と感じました。
これまでもビデオチャットではSkypeがあった中、zoomの利用が広がったり、カジュアルなシーンで他のサービスと使い分けたり、この領域はまだまだ様々な広がりを見せるのではないでしょうか。
まとめ:とにかく音声テックが盛り上がって欲しい!
6月になり、徐々に通常モードにもどる企業が見られたり、電車の混雑も元々の姿に近づいてきているように思います。一時的に在宅勤務は広がりましたが、既存のオフィスでの働き方が劇的に変わるということはしばらくないのではと思います。
一方で今回利用が広がった様々な便利ツール、この利用の拡大は不可逆なことは間違いありません。今回紹介した音声テックのサービス群も、この流れを生かして、さらに盛り上がって行って欲しいと思います。当社もこの領域を担う一員として、切磋琢磨しながら音声の活用を推進していきます。
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