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30kmへの挑戦

西です。
僕は今年8月からランニングを初め、ランニングは苦手だったのですが日々5~10km走れるようになるまで成長し、20km走ったときも2回だけありました。
「今日こそは30kmに挑戦しよう」と思う日も何度かあったのですが、20kmだけでも本当にしんどくて毎回諦めてしまっていたのです。
走っていてしんどくなって出た言い訳は、
「そんなに走るより5kmを毎日でいいかな」
「他のことに時間使おう」
「今日は失敗。またいつか走ろう」
でした。
こんな言い訳が出てくる度、僕は自分の弱さに失望しました。
自分で30km走ると決めておいて、それを自分で放棄するなんて、と。
今日も「30kmに挑戦しよう」と思った日の中の1日でした。


スタート

夜10時すぎ、水をポーチに入れて出発。
いつも走ってる団地に行った。
半袖短パンだから風の寒さをよく感じる。

スタート

~10km

ペースが凄く安定している。
6分/kmのペースをずっと維持していたので、計測アプリの音声ガイドが
「30分0秒 5km」
「36分0秒 6km」
とキリのいい数ばかり言ってくれる。
手がすごく冷たい。
途中で手を握ろうとしたとき、寒さで麻痺して思うようにいかなかった。
冬を感じた。
30km走ろうと思ったけど、どうしよう。
安定してるし20kmならいけるかも?
でもそれ以上は未知数すぎる。
前は20km走った時帰り道歩けず何度もしゃがんで休憩したしな。いけるのかな。

10km

近くのコンビニにトイレを借りに行ったらたまたま散歩中の親と遭遇。
ウィダインゼリーを買ってもらった。
こんなこと滅多にないし、今日は走れってことなのかな。

14km

周りの尊敬できる人たちのことを考えてた。
みんな僕にはない強みをもってて、本当にかっこいい。
ここでまた自分との約束を破ってしまったら、きっと僕は自分を信用できなくなる。
20km走るのか、30km走るのか悩んでたけど自分と指切りして、約束した。
今日こそは30km走る。

19km

壁が現れたと思った。
脚が痛くて疲れて、思うように動かない。
土踏まずの辺りが特に痛い。
靴の厚みが感じられず、靴下で地面を蹴っているような感覚。
ペースもだいぶ落ち、なかなか進まなくて1km進むのにかかる時間が長くなる。
誰も周りにいない孤独感。

26km

痛みがひどい。
手は冷たくて震えるのに、脚は寒いのか熱いのかも分からなくなった。
星が綺麗だから見あげようとしても、首がしんどい。
動くたびに腰が痛い。
脚はもうよく分からない。
自然に眉間に皺が寄ってしまう。

31km

約束を守れた。
達成感より疲れの方が大きい。

団地約45周

ゴール

お風呂

帰り道はスマホを触れませんでした。
高熱のときの、何をしても気持ち悪く感じてしまうあの感覚でした。
帰ったらお風呂に入ってあったまろうと思いました。
noteにはきっと、「お風呂に入った。神だった。」みたいに書くんだろうなと思いながら。
ところが。
あまりに寒かったせいか、お風呂に入ってもお湯が温かいのか冷たいのか分からないのです。痛みと寒さで体が震えて、お湯の温かさを感じるには長い時間浸かっている必要がありました。
でも痛みはだいぶ和らぎました。

失敗と挑戦

これまで何度も30kmに挑戦して、失敗して、それでも何度も挑戦してついに成功できたのは、自分の粘り強さとGogginsの言葉があったからです。
この言葉のおかげで、僕は多くの挫折を乗り越えることができたのです。

俺には失敗に見えない
俺に見えるのは度胸
強い決意、向上心と犠牲

失敗はやろうとしている証
ほとんどのやつは失敗すらしない
挑戦すらしないからな

失敗したらどうするかって?
俺は失敗として見ないんだ
俺は一回目、二回目、三回目の
挑戦として見る

一つだけ確かなのは
いつも勝つのは
粘り強い奴

強くあれ

David Goggins

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