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ペット防災3カ条の実践~記者発表会に行ってきました~

LINE Fukuokaが発起人兼事務局を務める異業種8社とオブザーバー福岡市による共同事業体「Fukuoka Smart City Community(以下 FSC)」 が「ペット防災」の啓発活動を開始することを受け、2022年9月福岡市某所にて記者発表会が開かれました!
記者発表会ではペット防災3カ条を基に、今回の施策の監修者でありペット防災に詳しい一般社団法人HUG代表理事冨士岡氏より、一般参加者に向け実際にレクチャーしながら執り行われましたのでその様子をレポしました!

記者発表会の様子

ペット防災特設サイトはコチラ

第1条


~まずは自分自身を守れるようにしよう~
飼い主自身の身の安全の確保が第一です!飼い主が無事でなければ、ペットを守ることはできません。ハザードマップを使い洪水、土砂災害、地震などによる危険度を確認します。
福岡市LINE公式アカウントを使い、最寄りの避難所やハザードマップ(※)を確認してみました。
※2019年11月リリース https://linefukuoka.co.jp/ja/pr/news/2019/111415

福岡市LINE公式アカウント「避難所検索」画面イメージ
担当者が参加者へLINEの使い方をレクチャーしている様子

参加者より「福岡市のLINEは友だち登録しているけれど、避難所やハザードマップの確認ができるのは知らなかったです。」「平常時から確認しておくことが大切だと思いました。」といった声がありました。

第2条


~備蓄を準備しよう~
災害時には、ペット用支援物資は届くまでに時間がかかる場合があります。
いつでも持ち出せるよう準備をしておきましょう。
冨士岡氏による必要な備蓄品の説明が行われました。詳しい商品の説明は、グッデイ(FSC会員企業)さんが。参加者は実際に商品を手に取り、時折質問される姿もありました。

備蓄品例
グッデイ担当者(写真右)による備蓄品の商品説明

冨士岡氏より「”防災のために買う”のではなく、日常からローリングストックを取り入れて下さい。いつも食べているものを2個買い、1個なくなったら1個買うを繰り返す、これがローリングストックです。日常から防災を取り入れていってもらいたいです。」と説明されました。
また、避難所では他の人への配慮が必要不可欠のため、臭い対策ができるもの、安全に避難ができる両手が自由になるリュック型ケージがオススメという話もありました。

第3条


~適正飼育をしよう~
ペット防災においてとても大切なのは、飼い主が普段から「適正飼育」を行い、地域の人たちと良好な関係を作っておくことです。
普段から飼い主自身がペットと暮らすことと真剣に向き合い、周囲への配慮を忘れずにマナーを守って行動する。
大切なペットと一緒に地域社会の一員になっておくことが一番の「ペット防災」なのです。

ケージで過ごすことに慣らしておきましょう。

参加者より「(愛犬と)避難所での生活を考え、キャリーに慣れさす練習をしましたが、閉じ込められていると思い、怖がって入らなかった経験があります。日頃からの練習が必要ですね。」といった声があり、冨士岡氏より急にできるものではなく、飼い主さんとペットの日々の備えの重要性について語られました。

普段からキャリーが好きなネコちゃん

いざという時のためにペットの情報がわかるものを身に着けておきましょう。

災害時にペットとはぐれてしまったら。飼い主さん自身の身に万が一のことが起こったら。
ペットのプロフィールを書いたカードをいつも持ち歩くことで、ペットを探す時や、誰かに緊急でお世話をお願いしなければならない時に役立ちます。

ペット情報カード
記入されている様子 ※チワワちゃんの表情可愛すぎる…
実際に記入されたペット情報カード

参加者より「意外にすぐ出てこない情報がありますね。災害時は私も平常心でないと思うので、これですぐに手元で確認できれば安心ですね。」と、首輪につけている札を確認されながら書かれていました。

さいごに

冨士岡氏は2016年に発生した熊本自身を経験され、半年にわたる被災者支援を行う中で悲しい現実のペットたちを見てこられました。
「ペットと離れることができない、ペットを連れて避難できないからなど、大切なペットだからこそ、飼い主さんの足枷になっていた。そんな大切なペットが足枷にならないよう普段から備えて欲しいんです。平常時に過去の現実を自分ごととして捉えて考えて備える。これが大事です。このペット防災企画をきっかけに考えてほしいです。」と語られました。

熊本地震の際のペットの避難の様子を伝える冨士岡氏


”自分ごととして捉える”ことをFSCとして何ができるか。

冨士岡氏「普段僕が主宰する啓発活動に来ている方は、もう準備が出来ていて来なくてもいい方ばかり。"本当に届けたい方に届ける”難しさを誰よりも実感していました。今回それをFSCがやってくれることは、ペット防災にとって意味があり、本当にありがたいです。」というお言葉をいただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
これを機にペット防災始めませんか?


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