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自分の過去を振り返るときの注意点

今までの人生を振り返った時に、いい思い出と嫌な思い出があると思います。


どちらにしても何かよほど強いインパクトがあったから覚えてるのが普通だと思うんですよね。


しかも多くのことはネガティブです。


苦しいこととか辛いことの方が記憶に残りやすいし、それは人類が生き残る上で必要なことだったんです。


常にポジティブ一辺倒だったら獣に食われたり毒キノコを食べたりして絶滅してるはずです汗。


だから失敗はしっかり後悔して繰り返さないようになっているわけです。


この効果はバカにできなくて、人間が成長していく上でもネガティブな記憶は価値があります。



この傾向をわかった上で、自分の過去を振り返るのは大事なことです。


嫌なことばかり思い出すのは、脳の特性です。


だから、本当はきっと嫌なことと同じ数だけ、あるいはもっとたくさん素晴らしい体験をしてきているはずだ、と思って自分の棚卸しをするのが大事です。


このことがわかってないと、過去は思い出したくない、過去なんて意味がない、という発想になりがちです。


これは勿体無いですね。



そして、ここまでわかった上でフラットな視点で自分の過去を振り返ります。


すると印象に残っていることだけじゃなくて、忘れてたこともたくさんあったことに気づくわけです。


ある意味当然で、忘れてることの方が遥かに多い笑。


そんな中で、特に重要だと思う出来事をピックアップしてみましょう。


そのときのポイントは、ポジティブなインパクトとネガティブなインパクトの両方を考えるということです。


ここもよくやりがちなんですが、これは良い思い出、これは悪い思い出、という感じで最初からレッテルを貼ってしまいます。


ホントにあるあるなんですが、これも勿体無いんですよね。


なぜなら物事には必ずプラスマイナスの両面があるからです。


仕事で大成功してものすごい達成感を感じた経験があったとしましょう。


でもひょっとしたらその経験のせいで自分の仕事の進め方が固定してしまった、ということもあり得るわけです。


もちろん反対のこともあります。


ものすごく嫌な思いをしたけど、そのおかげで苦手なことを克服できた、というような場合です。


こんな感じで物事の両面を見る習慣ができていると、ブレずに判断ができます。


ライフストーリーの大事なポイントは、各出来事のポジティブな側面に注目し、それをつなぎ合わせていくことです。


すると、自然に自分の人生を肯定できるようになるし、そこから学んだことや、発揮した強みなども自然に見えてきます。


人生の意図やミッション、ビジョンも浮かび上がってきます。


この話、続きます。



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