元素記号「W」。江戸川乱歩は遠くなりにけり【白熱電球を知らない子どもたちまであとわずか】
時々問題として出てくる元素記号「W」。
なじみのない受験生には、「何だっけ?」となる物質。
タングステンだよと答えると、「何でW?」となるのは、お決まりの展開です(^^)
理由は次のようなものだとか
記事の中にあるように、確かに「T」で始まる物質は多い。有名どころのチタンTi、物騒なタリウムTlもある。
タングステンの綴りは、Tungsten。
でも、ジャパニーズイングリッシュ的には、Ta となりそう。
とすると、タンタルTaがあり、さらにややこしい。
上記の記事の筆者さんもおっしゃっていますが、タングステンは、Wという元素記号をもらったことで、キャラ強しのイメージ路線で行くのは悪くないのかもですね。
そんなタングステンですが、日常生活では、これまでは、白熱電球のタングステンフィラメントが身近な存在でした。
しかし!
白熱電球というものが身近でなくなっているのも事実。
「白熱電球って何?」
「ほら、触ると熱くなる電球やん。」
「ああ、おばあちゃんちにあるやつね(^^)」
(ということは、自宅にはすでにないのか・・・)
あと5年もすると、見たことないと言われるのかも。
ちなみに、白熱電球のタングステンフィラメントと言えば、江戸川乱歩の名作『D坂の殺人事件』。
明智小五郎が初めて登場します。しかも、プータローとして(笑)。
まあ、当時は、高等遊民としてそれなりに一目は置かれていたのでしょうが・・・。
そうえいば、冷しコーヒーという表現がオシャレに感じたものです。
作中で電球がトリックに絡みますが、紹介したいと思うのは山々ですが、扱っているテーマが、あれなんで、高校生には「不適切」なのが残念でもありますね。
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