公立高校からの京大受験戦略22【C判定は悪くない位置】
公立高校から京都大学を目指すための戦略について書いています。前回はこちら。
夏に受けた京大模試が返却されているころだと思います。前から書いていますが、この模試でC判定をもぎ取ることは、合格への一里塚です。
何とかC判定をとれた現役生は、この数字を分析し、11月の2回目の京大模試に備えてほしいところです。
公立高校から受験を目指す方は、やはり理科の出遅れが目立っていることでしょう。進路の早い学校でも夏までにすべて終わっている学校は稀で、自学でなんとか頑張っても浪人生や一貫校生の後塵を拝すことはやむを得ないところす。
一方で、英語と数学は何とか戦えているかは大事な指標となります。
その結果としてのC判定というのは、悪くない位置にいると理解していいでしょう。ここから理科を強化して、先を行く受験生を追いかけてほしいところです。
ただ、数学で出遅れている受験生は、過去問の分析が十分でないことは反省すべき点だと思います。
京大数学については、こちらで書いていますので、参考にされてください。
補足としては、確率で出題頻度の高い確率漸化式、複数の別解が可能な図形の問題は京大らしい出題ですので、しっかりとした分析と練習が必要です。
可能な限り、京大の過去問について知見のある人にアドバイスをもらう環境で勉強するのがいいのではと思います。
最後に理科については、11月の京大模試では言い訳はできませんので、万全の対策をして臨みましょう。物理では原子分野、化学では難関大で多いネタ(ラ・ウールの法則や溶存酸素、COD、アレーニウスプロットなど)まで網羅しておくべきでしょう。京大化学が好む結晶構造はハイエンドまで学習しておいてください。