共通テストの影響?
今日は共通テストと二次試験についてのお話です。
センター試験から共通テストに変わって一番変化があったのは、数学だと思っています。センター試験晩年の数学は結構大変で、問題数も多く10年前の過去問とかをみるとかなり、スカスカに感じるほどタイムマネジメントが大変な科目でした。
ただ、ガッツリ数学感もあったのも事実で、そのため「数学はセンター試験だけでよいよ」という文系の学部学科の入試にも一定の整合性を持たせていました。
しかし!共通テストになって「なんじゃこりゃ?」感のあるテストに変わりました。今年の入試問題をざっと見ると、この「変化」に一番敏感だったのが、数学の先生たちだったのかなと感じます。
その理由は今年の九州大文系に、二次関数が出題されたからです。これは「ほー」となる位、印象的でした。
[2]の問題ですね。
流石に九大なので単純な問題ではなく、逆手流で解く問題ではありましたが、二次関数が出たのは、びっくりでした。
二次関数は、これまでセンター数学の華でしたので、「二次関数はセンターで出るので、よくね?」という感じで、図形(数学Ⅰ系、数学A系)とともに「二次であまり出ない単元」だったのです。
しかし、九大文系で出たということは、文系で二次で数学が必要な受験生は準備が必要ということを意味しているのではと思います。
ただね、これって共通テスト数学に「信用がない」から出すのかなと思わなくもないですね。当の数学の先生が信用していない数学の入試問題って何なんだよという気もします。