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今年の共通テスト、理系の最大の警戒はやはり、理科!

そろそろ、共通テストの関心が高まっているようですね。
前に書いたこちらの記事のアクセスが上がっているようです。

数学については、ある程度の枠内に収まることが予想されます。昨年度の共通テスト、とりわけ数学ⅠAについては、文系には厳しい問題でした。

そのため、数学については、勉強していようがいまいが、みんな低得点となってしまった。それはやはり問題だったと言えます。

国立大学といえども、文系では共通テストしか数学を課さない大学は多数あり、これらの大学では「学力の確認」としても「広範に学んだかどうか」もチェックできないテストでした。

さすがに、これは是正されるだろうとみています。

となれば、理系の場合は、理科に焦点が当たってくるのは自然な読みでしょう。

まず、生物
昨年は予想通りに難化しました。昨年の受験生は予想されたこととは言え、難化の手法は予想しにくく、手こずったことと思います。一昨日の共通テストの問題が易しかった反動とはいえ、昨年の受験生には関係のない話であり、不条理な展開になったと思います。

今年の受験生は、昨年よりは難しくないという前提からどの程度準備が必要かは昨年よりは予想が立てやすいと思います。情報の感度を高めて精度の高い準備をしたいですね。

次に化学ですが、
難化が止まりません。ついに、昨年は平均点で50点を割りました。理系しか受けないテストで50点を割りこむことは、相当なものです。難化の天井が見えません。センター試験のように基礎を確認するテストという概念はすでに過去の物になったという理解でいいのでしょう。

特に溶解度積、酸化還元あたりは、難易度が急激に上がっているので、二次レベルの問題にあたる期間を長くするなどの工夫が必要ではと思います。

最後に物理ですが、
こちらは形式としての共通テスト問題への慣れが必要かなと感じます。文章をしっかりと読み、筋道を立てて解答を作る練習が大切になりそうです。予想問題集は化学より多めに買っておくといいと思います。
形式に慣れること、一見何が問われているのかがわからないと思えることを物理的な視点で解きほぐすという練習が有効でしょう。


その点で、Z会の共通テスト用問題集を仕上げに準備しておくといいのではと思います。2次レベルの問題を共通テストの形式に焼き直したような問題が多いですが、それが意味のある準備になるのではと思います。

共通テストは、「数学より理科に警戒を怠らず」の意識で対策をしていきましょう。

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