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Webアプリ「このあとてんき」に日射量予測機能をつけてみました

アナウンスが遅れましたが、タイトル通り私が開発している「このあとてんき」アプリに日射量予測機能をつけてみました。



そもそも日射量予測のアプリを開発していた

対外的に「このあとてんき」はナウキャストのデータを閲覧するためのアプリとなっていますが、実は日射量予測機能の方を先に開発していました。

そう、「このあとてんき」は日射量予測データを閲覧するためのデモアプリとして作成していたんです!

それから色々とあって、リリース当初はナウキャストの雨雲レーダーを閲覧する機能のみとしていました。

何故ナウキャストを使った雨雲レーダー機能を先に出したかと言うと、雨が降る/降らない、という判断が生産者さんにとって知りたい事の根源にあるのではないかな、と思ったからです。
雨が降ってきた今、ビニールハウスの側窓を閉めないと病気になってしまうかもしれない、と言ったような、どちらかと言うと「××しないと大変なことになるかもしれない」という形の要求になります。

それと比較すると、日射量の予測というのは「もう少し先を見越した」形になるかなと。
うまく言えないですが、もう少し上手く作るための工夫のために使われる情報ではないかなと思っています。

日射量その他を時系列で予報しています


日射量の予測は農業の研究現場で利用されて役立っていた

実際、この日射量の予測については日射比例制御方式で灌水のパラメータとして、とある試験場様のトマト栽培で利用して頂いていました。
具体的には日射比例制御での灌水量を決める際、「前日に出した」当日の日射量の予測値を使って灌水量全体の増減を行っています。

こちらでは研究に良い成果が出たと聞いています。
研究期間が終了したので、また新たな利用先として日射量予測というものを対外的に出してみると効果があるかもしれない、と考えて今回のリリースに至ります。

ただこれまでは1研究機関に利用して貰えれば良かったので、あまりパフォーマンス的なものは考えていなかったのですが、今後はそこも考えないといけないですし、有料APIも利用しているので思わぬ利用料にならないように工夫しなくてはいけない部分もあったので、その改良作業に時間がかかったというのが正直なところです。

 

日射量予測を使ってみましょう

農業では天気予報がよく見られていますが、根源的には植物に光合成を行わせたいため、日射量が知りたいと自分は考えています。
世にある天気アプリだと日射量というのは表に出ていない―まあこれは日射量を気にする人が多くないというのもありますが―そんな状況ですが、実際に日射量を見る事が出来れば役に立つのではないかなと思っています。

加えて、平年の日射量がどんなだったか、と言うのも表示しています。
これによっていつもの年より日射量が多い、少ないが判るので灌水の頻度や灌水量をコントロールする際の参考情報になるのではないかなと考えています。


と言う訳で、天気アプリ開発の情報をまとめるべくnoteのマガジンを作りました!

私が共同代表を務めているGREEN OFFSHOREでは農業向けのIoTサービスを展開しています。
そちらにも様々な情報を展開しているので、ぜひ上記リンクをクリックしてみて下さい。

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