AWSを使って農業設備の自動化を図る
2021.07.15初出 2023.10.11追記
少し前からAWSを使ってビニールハウスの窓の開閉や水やりの自動化というテーマに取り組んでいます。
家庭菜園レベルであればサクッと作って自分で使う、という感じなのですが、今回はプロ生産者向けのサービスを作成しています。
どういう構成にするのか、なぜそうするのか
AWS(Amazon Web Service)などに代表されるクラウドサービスがすっかり一般的になりました。
その中でも今回はServerlessという所に拘って作っている所です。
私が考えているServerlessの利点とは、サーバの管理の手間低減になります。
サーバ上で動作しているOSの管理は想像以上に面倒くさく、かつOSのアップデートでプログラムが動かなくなるリスクと、そのメンテナンスにかける人員のコストも併せて考えるとEC2などの手段は取りたくありません。
とは言え、サーバレスでも利用しているライブラリが古くなり、ある日を境に使えなくなるパターンもあるので要注意ですが。
なので、Lambda、DynamoDB、CloudFront、S3などを組み合わせたServerlessな構成で作っています
プロ生産者向けのサービスとは
プロ生産者向け、というかビジネス向けですので、セキュリティとエラー時の回復手段の確立が主だった所になります。
これは機能要件ではないので、あまり表には出てこない所なのが面倒ですが、サービスの6~7割はこのあたりの実装具合でサービスの安定度が変わって来ると思います。
現時点ではエラー時の際のメール通知、画面でのエラー表示が出来ていますが、Serverlessのライブラリ更新時の内部エラー時の通知などが未実装ですね。ここはユーザーとは関係ない部分なのですが、ある意味重要な部分でもあります。
今後プロ向けツールとして一層の充実を図っていこうと思います。
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