【第9回イベントレポート】働き方改革3社事例報告会が開催されました!
皆さん、こんにちは!
Smart lab TOYAMA 運営事務局です!
スマラボとやまでは、令和5年度第9回目のオンラインイベントを1/31(水)に開催しました。司会・進行はスマラボとやまの運営メンバー尾藤(合同会社ハピオブCWO)が務め、約20名の方にお集まりいただきました。
イベントの内容
今回のイベントのタイムテーブルです。
イベントの目的
他社の働き方改革事例を知る
人事制度改革をしたばかりの企業に現状を聞く
ワークライフバランス向上の工夫を知る
IT企業が行うDXについて知る
各社のデジタルツールの導入、活用事例を聞く
メンバー登壇 事例報告
粟田 司さん
富山県庁内の働き方改革について発表していただきました。
令和3年、一部所属をモデル部署として、外部のコンサルタントを入れながら働き方改革を進めたそうです。次の年には別の部署で実施、また、個人単位でも働き方改革を促進すべく県庁内に「働き方改革研究室」を開設されました。
官民連携で「働き方改革」を行っていく取組みの一つがこのスマラボとやまコミュニティです。
うまくいった事例として、ある部署の「業務の属人化解消」に取組まれたときのお話をしてくださいました。業務の属人化、どの組織でも抱えるお悩みですよね。
業務の進捗共有を全体に見える化することで、まわりがフォローがしやすくなったり、声をかけやすい環境が醸成され、とくにコロナの流行時期など、人が急に休んだときも業務の進捗は確認できているので、引き継ぎもスムーズだったそうです。
また、各所属での働き方改革の取組み結果の中から、①職員アンケートで課題感の強かった「業務の属人化に寄与すると思われるもの」②「定量的成果のあったもの」を取りまとめて、共通アクションを県庁全体に展開されています。
参加者からも「県庁の内部についてここまで詳しく聞いたのは初めて。また取り組みを聞かせて欲しい」とのお声があり、今後の発展にも注目です。
続いて山本 大輔さん
正栄産業株式会社での働き方改革の事例紹介をしていただきました。
まず山本さんのユニークなキャリア自己紹介から。本当にいろいろなご経験をされたのち正栄産業株式会社に転職。それと同時に富山移住されました。
山本さんが富山に移住するきっかけとなったRE-DESIGNラボについてご説明いただきました。
RE-DESIGNラボとは、民間学連携の地域活性化を図る実践型リカレントプログラムです。
専門性を持った方(研究員)と県内企業の、半年間限定のマッチングが行われ、半年間の勤務中、研究員は週に一回大学にて専門知識を学びます。
山本さんはこの事業をきっかけに研究員として正栄産業株式会社にジョイン。ご縁が繋がり、そのまま富山で暮らすことを決意。研究員でなくなったのちも管理職として会社に関わり続けています。
参加者からは「うちの会社にもぜひ研究員に来て欲しい」とのお声がありました。詳しくはこちらをご覧ください。
RE-DESIGNラボHP
こういった情報をキャッチアップできるのもスマラボのいいところです。
現在は社内にて集客のためのSNS運用や、WEBサイトの更新、社内DXや効率化に取り組まれていらっしゃいますが、「まったく別の職種から来たからこそ気づくことがある」と山本さん。その気付きをきっかけとして行った、働き方改革の事例をいくつかご紹介してくださいました。
働き方改革は、もしかするとその組織の文化に染まっていない方がヒントを持っているかもしれませんね。
3人目は薬師 航太さん
AWS株式会社にて行われている働き方改革を紹介してくださいました。
昨年度取締役が交代したのち、現在働き方改革が加速しているそうで、評価制度の改定もその一つです。
ビジョンが書き換わったことで、目指すべき社員像、それに伴う評価制度も変更。より実力主義になり、社員のみなさんは変化に対応している真っ最中とのことでした。
なかなかめずらしい制度だなと思ったのは、「ゲーム発売日記念休暇」など、自分で休暇を設定できる仕組みです。こちらはどんなタイトルの休暇にしたとしてもそのまま承認されるそうですよ。
服装の自由化を加速させるため、取締役自らサングラスに帽子、マフラー着用で仕事をする姿など、いたるところに遊び心のある会社という印象を受けました。
事務作業の負担軽減のため、クラウドサービスの導入、ペーパレス化、情報の見える化など、様々な働き方改革を推進中のAWS。
その中でも薬師さんが一番効果を感じている部分は、出退勤や申請を電子化した部分なのだそう。電子化することで、ミスも減り、時間も削減、大きな恩恵をもたらしてくれたそうです。
AWS株式会社では、導入されたばかりの改革も多くあります。ぜひまた「その後」のご報告を聞く場を設けたいですね。
スマラボ活動内容
スマラボとやまでは、月一回程度のイベントの実施と、常時利用できる交流の場の提供を行っています。
イベントの主なコンテンツとして、
①メンバー同士の交流や事例共有(オンライン)
②全国および県内の先行事例を学ぶ(リアル)
③オフィスや職場を見学する(リアル)
といったものが実施されています。どのイベントも横のつながりをつくることを意識しており、"ただ聞くだけ”・"ただ見るだけ”で終わらせないために交流やグループワークも行っております。
そして、より気軽な交流の場としてSlackを常時利用することができます。
自己紹介や情報共有にとどまらず、交流や意見交換も行われています。
Slack内では、コミュニティマネージャー(ハピオブ尾藤)がサポートしているため、初めましての人とたくさん交流できるのか不安…という方にも安心してご利用いただけます。
今後も様々なイベントなどを予定しております。
メンバー起案のイベントも大歓迎!情報更新は随時Slackにてご確認ください。
コミュニティ登録お待ちしております!
本コミュニティは、コラボレーションツール「slack」を活用した継続的なコミュニティとなっております。イベントで繋がったご縁をより深める場所として、新たなアクションが生まれる場所としてどんどん盛り上げていきたいと考えております。今回のイベントに参加された方、参加したかったけれども残念ながら予定が合わず参加できなかった方、働き方改革に興味がある方は、ぜひコミュニティの登録をお願いいたします。