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【令和6年度 第3回イベントレポート】「ゴールドウインに聞く!働きやすい職場環境づくり」が開催されました!
皆さん、こんにちは!
Smart lab TOYAMA 運営事務局です!
スマラボとやまでは、令和6年11月1日にイベントを開催しました。
題して「ゴールドウインに聞く!働きやすい職場環境づくり」。
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(株)ゴールドウイン様 会社概要
・事業内容:各種スポーツ用品の製造および販売
・設立:1951年
・従業員数:2997名(2024年3月現在)
・取扱ブランド数:THE NORTH FACE、HELLY HANSENなど約20ブランド
・事業拠点:東京本社・本店(富山県小矢部市)をはじめとして全国に計5事業所・直営店163店舗(2024年3月現在)・グループ会社9社、海外6か国に事業展開している
ゴールドウインと言えば、「富山県内では知らない人はいないのでは?」という優良企業。
当日は講演・社内見学を通じて働き方改革の取組みをお聞きしました。
参加者は29名、ファシリテーターはスマラボとやまのコミュニティマネージャー尾藤(合同会社ハピオブ共同代表兼CWO)が務めました。
当日の様子を一部ご紹介します。
イベントの目的
本コミュニティは「働き方改革」をテーマに、実際にプロジェクトを担当している方、興味や関心がある方の「横のつながり」を作ることを目的に設立されました。
また、働き方改革を推進している企業や専門家の方々の経験や学びをシェアすることで、働き方改革に対する理解や浸透を目指したいと考えています。
イベント内容
今回のタイムテーブルです。
14:00~14:30 会社説明
14:30~15:30 社内見学
15:30〜16:00 質疑応答
16:00〜16:40 グループワーク
16:40〜17:00 交流会
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今回はグループワークの時間を取りました。
参加者同士で感想や自社の働き方改革の現状とお悩み、課題解決のアイディアなどをシェアできる有意義な時間となりました。
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情報共有や交流が生まれた実り多いイベントとなりました。
それでは、イベントでお聞きしたお話を一部ご紹介します!
ゴールドウインの働き方改革実例
2900名を超える社員の働きやすい環境づくり。
その軸となっているのは、2024年度より設置した「人的資本推進グループ」です。
人材育成と女性活躍推進を重点ポイントとし、様々な取組みを行っています。例として紹介いただいたのが下記の項目です。
働きやすい環境づくりの取組み例
・育休からの復職者と管理者に対するフォローアップ面談(現在70%達成)
・男性の育休取得推進(育休取得率72.5%)
・パパママ相談室(2023年度の相談実績226件)
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従業員満足度調査も行っており、一方的なトップダウンではなく、従業員の声を聞きながら改善していく姿勢を感じられました。
質疑応答
質疑応答の時間にも、皆さんの熱意を感じる具体的な質問と回答が飛び交いました。
一部をご紹介します。
Q.離職率を下げるために大切な要素は何だと思われますか?
A.会社の一方的な取組みではなく、従業員からヒアリングした上で働きやすい環境づくりを進めることかなと思っています。
具体的には時差出勤やテレワーク・副業の導入なども行っていますが、働きやすさの一方で働きがいというところには課題も感じており、社内インターンシップなどを検討しています。(人事グループ マネージャー東森様)
Q.副業やテレワークはどのくらい普及していますか?
A.副業は、社会保険の管理などの観点からフリーランスなどに限定しています。家業の代表、委託パターンナーなど、現在70人ほどが活動しています。
テレワークに関しては上限週3日としており、東京本社は収容人数の面で全員一度に入れないこともあり、かなり普及しています。
富山は工場的な要素もありほとんどの方が出社していますが、オンライン、オフラインを上手くミックスさせ働きやすさや働きがいに繋がればと考えています。(人事グループ マネージャー東森様)
Q.今年5月から新しいパーパス(※)を策定したとのことですが、このタイミングで策定することになった経緯やどのように浸透させているかをお聞きしたいです。
※パーパスとは、企業や組織の存在意義や社会的意義のこと
A.これまでゴールドウインは”スポーツを通じて、豊かで健やかな暮らしを実現する”という創業理念を大切にしながらスポーツメーカーとして歴史を重ねてきました。今後は、この理念を大切にしながら、社会・環境問題に広い視野を持ち、自然との共生を図るビジネスをより一層追求していこうとしています。その一環として新たにパーパスが設定されました。
策定したパーパスを浸透させる活動は大変重要で、皆さんの耳に入る機会をいかに増やすかを考えています。
社内のイントラネットで新たなコーポレート・ステートメントをどう捉えているのかをインタビューした記事を掲載しています。
従業員がそれを読み、自分なりに理解や考えを深める機会となり、少しずつ社内に広まりつつあります。(富山総務グループ マネージャー白﨑様)
なお、今回はゴールドウイン総務チーム リーダー波多様から参加者の皆さんへ、社員食堂運営に関する逆質問の場面もありました。
企業・参加者双方向のざっくばらんなやり取りが生まれるのも、スマラボならではですね。
お互いに学び合える貴重な時間になりました。
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参加した方からの感想
参加した皆さんからの感想の一部をご紹介します。
・同じ富山県内で、こんなに働きやすい環境が整っている会社があることにビックリしました!実際の現場や担当者さんのリアルな話が勉強になりました。
・縫製工場はもっと機械音がガチャガチャしているかと思いましたが、思った以上に静か!最新の機械設備や職人技も見ることができ、興味深かったです。
・食堂やテーブルスペースなど、コミュニケーションが取りやすい場所が多く、設備を整えることも重要だと感じました。
・お互いに課題を共有しあい、みんなで改善している印象がありました。
・フリーデスクや私服など自由な雰囲気がありながらも一致団結していると感じました。1つの課題に対し誰かが一方的に決めるのではなく、お互いを信頼し、意見を出し合いながら決定しているというお話が印象的でした。
まとめ
今回も大変学びの多いイベントになりました。
また、「働きやすさ」と「働きがい」を両立する職場環境づくりは規模の大小や業種問わずどの企業にとっても課題であり、リアルな情報を共有できる機会が貴重であることをあらためて感じました。
スマラボとやまでは今後も、皆様の会社がもっと働きやすい環境になりますよう、情報提供や交流を続けていきたいと思っております。
ご協力くださった株式会社ゴールドウイン様、そしてご参加の皆様、ありがとうございました!
次回イベントのご案内
次回のイベントは、こちらを予定しております。
新卒定着率5年間100% 新卒の8割が移住採用「andUS」に聞こう!
『働きがいのある会社づくりの秘訣 セミナー』
日時:12/20(金)14:00-17:00
場所:富山県防災危機管理センター2階 中会議
セミナー講師:藤掛和音氏(株式会社andUS 管理部長/採用責任者)
実施内容:セミナー、意見交換会
業績・働き方改革の両面で今注目の企業、株式会社andUSの藤掛和音氏(株式会社andUS 管理部長/採用責任者)をお招きし、セミナーを開催します。
詳細は下記のリンクをクリック!
皆様のご参加をお待ちしております。
スマラボ活動内容
スマラボとやまでは、定期的なイベント実施と、常時利用できる交流の場の提供を行っています。
イベントの主なコンテンツとして、
①メンバー同士の交流や事例共有(オンライン)
②全国および県内の先行事例を学ぶ(リアル)
③オフィスや職場を見学する(リアル)
といったものが実施されています。
どのイベントも横のつながりをつくることを意識しており、"ただ聞くだけ”・"ただ見るだけ”で終わらせないために交流やグループワークも行っております。
そして、より気軽な交流の場としてSlackを常時利用することができ、自己紹介や情報共有にとどまらず、交流や意見交換も行われています。
Slack内では、コミュニティマネージャー(ハピオブ尾藤)がサポートしているため、初めましての人とたくさん交流できるのか不安…という方にも安心してご利用いただけます。
今後も様々なイベントなどを予定しております。
メンバー発案のイベントも大歓迎!情報更新は随時Slackにてご確認ください。
コミュニティ登録お待ちしております!
スマラボとやまは、コラボレーションツール「slack」を活用した継続的なコミュニティとなっております。
イベントで繋がったご縁をより深める場所として、新たなアクションが生まれる場所としてどんどん盛り上げていきたいと考えております。
今回のイベントに参加された方、参加したかったけれども残念ながら予定が合わず参加できなかった方、働き方改革に興味がある方は、ぜひコミュニティにご登録ください。
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