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老後不安の真意とは!?
おはようございます!
昨今、日本に住んでいる人であれば『老後の不安』をいだいている方は少なくないと思います。
僕もよく「老後が不安で・・・」という相談を受けるのですが、その時に必ず質問することがあります。
「老後の何がどう不安なんですか?」と。
この質問に対して定量的に回答できる方はほとんどいません。
いたとしてもテレビやネットニュースで聞いた老後2,000万円問題を受けて「2,000万円作れるか心配で」という方がいます。
まずこの2000万円問題の根拠を正しく理解していない人が多すぎるので今日はそのことをまとめてみます。
下の図は総務省が発表している2017年の家計調査報告です。
【「総務省 家計調査報告 高齢夫婦無職世帯の家計収支 -2017年-」より引用】
こちらの図によると、高齢夫婦の収入は20.9万円なのに対し支出が26.4万円なので、その差額の5.5万円が毎月足りていないことになります。
老後30年生きるとすると
5.5万円/月×12ヶ月×30年=1980万円
足りなくなるということ。
これが老後2000万円問題の根拠です。
まずこの根拠を知っておく必要があります。
そして、この結果を深堀して考えてみましょう!
この高齢夫婦の収入の9割は年金によるものです。
では、我々が老後を迎える頃年金がいくらもらえるのか。
それと、その頃には支出が上がるかもしれません。
日本円の価値の下落ですね。
(物価上昇と言ったりしますが正確には貨幣価値の下落です)
そうすると、いくら必要になるのか予想を立てることはできますよね。
当然ですが、人によってどんな暮らしをしたいかは違います。
なので一概にいくら必要ですということはできません。
自分がどんな人生を送りたいのか
どんな暮らしをしたいのか
を考えてみて、
じゃあ自分はいくら必要なのか
考えることが大事ですね。
「老後が不安」という方は、何がどう不安なのか考えてみましょう。
自分の老後に必要な金額を自分の手で計算して、金額を把握できればそれはもう不安ではなく、解決すべき課題です。
あとはその課題を解決すべく、あらゆる手段を取り入れて行動していくのみですね!
この不安の解消方法についてはまた明日にでも記事にしてみます。
では!