仕事と治療の両立支援

来週末は久しぶりのキャリアコンサルタントとしての学びです。

というわけで、事前課題としてVTR受講をしていた週末

人事として、キャリアコンサルタントとして、産業カウンセラーとして、元々興味関心が高かったテーマ。

持病との付き合いも数年となり「月一の定例行事」化されていた中、年末には健康診断にひっかかり、まさかの当事者になる・・・。もう私は「仕事と治療の両立支援」に携わる運命にあるんだ!という勝手な使命感がふつふつと芽生える今日この頃・笑 

大学院の春休み中に受講しようと思ったけど、人気講座で4月にずれこむのも、(ちょうど治療がひと段落した)このタイミングでの受講がベスト!ということだったのでしょう。←プランドハプンスタンス!?

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【VTR講座を受講しながらの気づき】

■ 両立支援者として「クライアント」を理解する

健康診断の結果を見た時から、告知・治療・復職・その後のプロセスがエピソードとしてVTRで紹介されていましたが、実体験と重なるものがありました。支援者は、クライアントに寄り添い、傾聴・共感をしながらクライアントを支援していくことが求められますが、誰もがこうした経験を経るわけではない(経ない方が当然良い!)。テーマは両立支援でありますが、支援者として、特別視をしない(支援者が先入観を持たない)、基本的な支援プロセスは同じであるという思いで、クライアントと対峙し、クライアントを理解しようとすることが大事だと思いました。もちろん、プロとしての知識の習得は必須で、知識があるから先入観を持たないで対応ができるのだとも思います。

■ 「患者力」を育成する

会社への対応、病院への対応といった「調整力」、自らリサーチするだけでなく詳しい人に相談する「情報収集力」。病気と対峙というアイデンティティが揺るがされている状況下で、こうした「患者力」を発揮できるか否か・・・。ただ、「調整力」も「情報収集力」も、両立支援に限って必要なものではない、変化の激しい今日において必要な力でもあると考えると、人事として、日々の育成に汲み入れていけると思いました。1点目にも共通しますが、支援者が「患者」として特別視し過ぎないことが大事なのかな、と思いました(もちろん知識は必須との認識です)。

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私はついていたので、早期発見・早期治療(健康診断ひっかかってから検査、手術、治療までのプロセスが超早かった)できた上、仕事も大学院もオンライン環境下であったから、手術日前後以外は「通常運転」で過ごせました。主治医の診断書の通り、12月上旬から今日まで1回も出社せずということも許容いただいていますし(来週には出社するぞー!新卒研修がさすがに気になる)、フレックスや年次有給休暇を活用しながら通院もできたので給与の痛手もありませんでした(むしろ繁忙期につきいっぱい残業しているし・笑)。

職場の理解の有り無しで、当事者の心身のコンディションは少なからず影響します。今期から、ちょっと離れていた労務対応も一部担当することになったので、人事としての公平性を念頭に置きつつ、規程回りも見ていこうと思います。それが人事である私が今できることかな、と思っています。

「通常運転」をしたい!とクライアントが思ったときに、「通常運転」をするために何ができるか?と寄り添える支援者でありたいものです(私がそうしていただいたように♪)。

「知っている」ということはやはり大事です。手術が決まったその日のうちに、上司へ報告(業務調整案など今後の段取りも含め)、公的保険・民間保険の対応、キャリアコンサルタント仲間に相談、大学院・カルチャースクールに各種連絡をするって。。。今振り返っても、よくそこまで冷静に対応していたなって我ながら思います・笑 が、これも「知っている」ことが助けてくれたからだと思います。

<おまけ>

VTRを見ながら想起されたのが「修士論文」。キャリアコンサルタントのプロセス(経験代謝)が、私の関心事に近い!?個人の価値観と経験との重ね合わせ。対話、内省・・・。あー、私の根っこはやはりキャリコンだ。。。



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