文豪たちへの誘い(北村薫の「円紫さんと私」シリーズ)
長らく読書をしていると、好みも少しずつ変わってくるので、昔、読んだ本の印象が、がらっと変わることもあります。
私にとって、印象が変化した作品の一つが、北村薫さんの「円紫さんと私シリーズ」なんです。
このシリーズの第1作目、『空飛ぶ馬』がリリースされたのが1989年ですから、自分が20代になった頃です。
当時は、綾辻行人さんをはじめとした "新本格" ムーブメントまっただ中で、次々と新人作家さんがデビューしてた時代ですね。
そんな中、この『空飛ぶ馬』を自分も読んでる