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いつもの会を経て(探究多め)
月に1回、夜の大学に通い、2時間話をしたり聞いたりなどの時間を過ごした。それを1年ほど続けたが、私が4月以降に名古屋を離れることとなった。
最後の会では、特に後半において、主に総合的な探究の時間について話しながら、探究全体について議論した。そこで、自分なりに思ったことをここにとどめておこうと思う。なお、議論の前提として、ここでは高校地理歴史科を基礎に、総合科目と探究科目に分類の上、探究科目は
【卒論】現行憲法における国家緊急権的機能に関する一考察──徴兵制を事例にして──
この記事は、私が執筆した卒業論文の一部始終である。
卒業論文執筆後に、より詳述すべきだった課題点についてより詳細に検討を加えている。本記事を参考文献として用いることはできないが、最後に掲げた参考文献リストから、元の文献を辿り学習に勤めることは大歓迎である。
しがない大学生の一考を楽しんでほしい。
第1編 卒業論文本文はじめに
昨今、憲法改正をめぐる論議が憲法審査会で活発化している(*1)。そ
生徒の正統性は何処にあるのか──校則改正に関連して
1.はじめに学校における校則改正の多くは、生徒の政治的有効性感覚を身につける一環として行われることが多い。そもそも、校則自体が教育的意義を持っている。生徒指導提要を引用して確認する。
このように、児童生徒の発達成長のために設けられている規律であって、校則の存在意義を教育に求めていることは明らかである。その上で、昨今のブラック校則の解消のため、校則改正が一大風潮となっている。実際、生徒指導提要で