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出会いを諦めてはいけない

本日…うかつにもカウンセラーの前で涙を流しました。
気づかなかった自分の本心を気づかされ、客観的に言葉で聞かされて込み上げてくるものがあったようです。
あまりに自然に溢れてきて自分でも驚いたほどでした。

涙は心のデトックス。
特にこうして、心を揺さぶられて出た涙は無理に止めずに流してしまうと不思議なほど心が落ち着きますね。
今日は穏やかに子供達に接することができそうです(効果は後数時間ねw)

この3年ほど、子供たちの事でたくさんのカウンセラーと話す機会がありました。
今日はそのことについて少し話してみたい。
最近Xを除いていると、スクールカウンセラーとの相性とか気持ちのすれ違いについて触れているコメントをたまに目にします。

カウンセラーといえど、やはり人間。
相性っていうのは本当にあると思う。

私が人生で初めてカウンセラーを仕事にしている人と話すきっかけがあったのは、長女を産んだ年。

かかりつけの小児科の隣にある調剤薬局が協力している?主催している?育児サークルみたいなものがあったんです。
6ヶ月検診を受けた子達を対象として開催されているものだったので、参加は一回きりのものなのですが、なんせ初めての子だったのでママ友作りたいしと参加しました。

そこではみんなで集まってお話ししたり、子供たちと遊んだりっていうのが主だったんですが、悩み相談的なおしゃべりもあったのでカウンセラーが同席していたんですよね。

10数人の参加だったでしょうか。
みんなで最後円になって座ってお話ししていた最後に、
カウンセラーの女性が
「一人ずつ今抱えている悩みとか困っていることはありませんか?実は同じ悩みをみんなが持っているかもしれないから一言ずつ話してみましょう」
っていって、時計回りに話をふりました。

みんなそれぞれが思い思いに悩みを打ち明けます。
時間の使い方、子供のこと、離乳食のこと…
みんながみんな深く頷きながら、「わかる〜」といった共感の嵐。
深刻に悩み相談って言うよりも井戸端会議のようなそんな雰囲気でした。

もうすぐ私の番。
何を言おうかなぁなんて思いながらも、みんなの話に共感しまくって笑顔で頷く私。
とうとう私の番になった時、
「じゃあ次、小花さんどうぞ」
と言われて、「えーと…」と言ったその瞬間、カウンセラーの女性は驚くべき発言をしました。

「小花さんは、悩みはなさそうよね」

「え?」
私の表情が周りの人にどう見えたかは分かりませんが、
顔からは血の気が引いて、表情はひきつりながらの苦笑い。
なんとか口角を上げて笑顔を作ろうとしていましたが、完全に心の扉に鍵をかけた瞬間でした。

「…そうですね。みんなの話したことと同じで他にはないかなぁ」
そう言うのが精一杯。

その人と出会ったのはその日が最初で最後となりました。


次に私がカウンセラーと話すことになるのは娘が中学一年の時。
不登校真っ只中の娘のためにと、担任の先生からスクールカウンセラーを紹介されました。

「合わない時もあるので、その時は気にせずにまた別の方法を考えましょう」
そう言ってくれた担任の言葉もあり、会うことに。

最初の第一印象は「よくおしゃべりする人」
ひたすらよく話すし、質問ばかり。
悩みを言えば「こうすればいい」と解決策を提示。
曲がりなりにも大学で心理を専攻していた私には、イメージしていたカウンセラーの姿ではない人がそこにいました。
「傾聴」の姿勢はなく、時間の8割は彼女が話している状態。

それでも、初回だし。
子供のためにも…とその後数回に渡って彼女の元に通いました。
たった一回でその人を判断するのも…という思いもありました。

話したことを娘に伝えながら、娘とともに一度スクールカウンセラーに会いに行くことを決めました。
娘は二度ほど彼女に会うことになったのですが、結論から言うとその二度目のカウンセリングを最後に二度と彼女に会うことはありませんでした。

『あの人は、嫌だ』
娘はそう呟きました。
きっと当時必死な私に対してその一言を吐くのは辛かったと思います。

そもそも初回会った時に「あなたはこの先どうしようと思っているの?」
なんて聞かれていたので、そうなるよな…とは思ってましたがw

そして娘のためにと一人で通っていた私も、娘が「嫌だ」と言う人からのアドバイスなどきっと娘の心に響くことはないだろうと思い、通うのをやめました。

スクールカウンセラーだから、「他の人に変えてください」って言うのができないって言うのはすごく難点だと思う。
さらには小学校のスクールカウンセラーも同じ人だったので、弟たちの話をきっかけにそっちへ…というのも難しくなりました。

だけど。
蓋を開けてみると、意外と教育相談なんていう形で相談に行ける場所ってあるんですよね。
だから、スクールカウンセラーとなんだかうまくいかない…なんて方は他の出会いを探すことをお勧めします。

ちなみに娘は、スクールカウンセラーを紹介してくれたときに同時に紹介されていたフリースクール併設の教育相談の場所に行き、そこで素敵な出会いを果たすことになります。

そこで出会ったカウンセラーは2人でしたが、2人ともが娘の人生を大きく変えるほどに娘に寄り添ってくれました。
私もそこでは毎年担当が変わるものの、相談員の方には親身に相談に乗ってもらい、息子たちの事でも色々とお世話になりました。

そこからの流れで出会った素敵なカウンセラーが、まさに今日私を泣かせた人になるのですが。

人との出会いって本当に大事だなと痛感します。

最初は、「相談に行く」なんてことすら躊躇していた私。
登校しぶりくらいで相談?
なんてことも思っていました。
だけど、今は行ってよかったと思っています。
学校に対して「様子を聞きたいな」とか「こうしてほしいな」とか思った時も、そんな思考が自分本位でないかを客観的に知ることができたのも私にとっては大きなメリットでした。
子供のことを考えた結果、起こした行動が「モンスターペアレント」だなんて思われたくもないし。

今もまだ、学校が楽しそうじゃない息子たちと
少しずつ高校進学に向けて動こうとしている娘と

子供たちが自立するまでは長い道のりが続いていますが
こうやって自分を支えてくれて、本当の味方になって考えてくれる人を見つけておくってことはすごく大事なことですね。
もちろんそれは自分にとって都合の良いことばかりを言う人という意味ではありません。
良いところも悪いところも含めて大事なことに気づかせてくれる人というのは貴重な存在。

子供たちが不登校にならなければ、こんな出会いもなかったし、こんなに自分と向き合うこともなかったでしょう。
いままで目を背けていたことにきちんと向き合えと言われているような気さえします。

だんだんとりとめもない文章になってしまいました。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
心のコップに溢れんばかりに溜まった水が、今日話をしたことと、noteで書いたことでコップの水が減ったので、その分子供たちの言葉を受け止めてあげたいと思います。

心のデトックス大事ですね。
今夜はさらに泣ける映画でも見ようかなw
よかったら泣ける映画おすすめ教えてください。
あなたも一緒に心のデトックスいかがですか?


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小花🌸しょうか
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