アンゴラの首都ルアンダ近郊の絶景、「ミラドウロ・ダ・ルア」
個人的には
「アンゴラのミニ・グランドキャニオン」
と呼んでいるのですが、
(これでは「ミニ」なのか「グランド」なのか分からないですが… 笑)
この風化・浸食帯は
風化&浸食のスピードが速いと言われていることもあり、
手遅れになる前に(笑)
是非ともご紹介したいと思います。
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この断崖地帯は、
アンゴラ共和国の海岸沿いに位置する
「Miradouro da Lua」
葡語:【ミラドウル・ダ・ルーア】
カタカナ表記:「ミラドウロ・ダ・ルア」
(=月の展望台)
と呼ばれるもので、
永くアンゴラの七景にも数えられていました。
(現行の正式な「七景」には組み込まれていないようですが、
「アンオフィシャル」には今も昔も「七景」の一つです。
ちなみにアンゴラの海岸線といえば、
このような ↓ 断崖絶壁になっている個所が多く、
如何に突然大きな天変地異が起きて
大陸が移動したのだろうかと
想像が膨らんでしまうような様相をしているので、
「ミラドウロ・ダ・ルア」のような
地形は極めて珍しいのです。
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「ミラドウロ・ダ・ルア」は
ルアンダ市内から
南へおよそ 40 km 地点に位置します。
アンゴラ&ルアンダの位置図↓
↓
「ミラドウロ・ダ・ルア」の位置図
では、
「ミラドウロ・ダ・ルア」の全貌を
ドローン動画でどうぞ。
↓
日本でも少しは知られるようになってきたのかな?
↓
ちなみに、まだ内戦時代の1993年には
ポルトガルの映画監督 Jorge António氏 による、
タイトルもそのまんま「Miradouro da Lua」という
作品がここで撮影されたそうです。
が、これについては
Youtube に予告編があるでもなんでもなく、
まだまだ「未知度」が高いので、
今後もっと知られる存在になってくれればと
願うばかりです。>苦笑
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ところで「ミラドウロ・ダ・ルア」に行くには
舗装された良好な道路(ルアンダ→ベンゲラ街道)をひた走り、
全体では1時間強、
ルアンダ市内の混みあった町並みから出てしまえば
30分~40分程度の快適なドライブで到着するのですが、
「ミラドウロ・ダ・ルア」自体には
このような ↓ パーキングエリアがあるだけで、
土産物店があるわけでなし、
飲食店があるわけでなし… なのですが、
ルアンダからここに至る途中には、
「国立奴隷博物館」
(MUSEU NACIONAL DA ESCRAVATURA
【ムゼウ・ナスィオナール・ダ・エスクラヴァトゥーラ】)
があったり、
↓
そのすぐ先の船着き場から
ボートで渡ることができる
リゾートアイランドの「ムスロ島」
「Ilha de Mussulo」
葡語:【イーリャ・ドゥ・ムスール】
もありますので
ルアンダからの
日帰りツアーにも向いていますし、
そうでなければ
「ミラドウロ・ダ・ルア」の景色を楽しんだあと、
そのまま先に進み、
もう2時間程度走れば
クワンザ・スール州(Província de Cuanza Sul) の
小さな港町、
ポルト・アンボイン市(Porto Amboim)です。
↓
この町でランチをして
更に30分程度のドライブで
Cuvo-Queve【クーヴ・ケーヴェ】川の
「ビンダの滝 (Cachoeira do Binda)
【カシュエイラ・ドゥ・ビンダ】」 を見て、
(注:英語では Binga Falls。)
↓
ここから更に1時間程度で
クワンザ・スール州 の
州都スンベ市(Sumbe)に到着します。
↓
スンベなら
良いホテルも数多くあるので、
↓
このスンベの町で一泊して、
翌日更に3~4時間程度車を走らせれば
この街道の終点で、
かのベンゲラ鉄道で有名な
ベンゲラ州 (Província de Benguela)の
州都ベンゲラ市(Benguela)に到着です。
いつかアフリカへ行ったならば、
こんな旅は如何でしょう?😊
いつぞや別の記事で
モザンビークは田舎の方が危険だと書きましたが、
アンゴラはその逆で、
田舎は実にのどかで比較的安全なので、
首都ルアンダの喧騒しか知らないで
初めて地方へ行ったときは、
いい意味で非常に驚いたものです。笑
永きにわたる内戦や腐敗した政治など、
悪いイメージが定着している
アンゴラではありますが、
実際行ってみると、
国民の大多数がクリスチャンであることもあり、
良い意味でアフリカ臭くないとでもいうか、
西洋文化に慣れ親しんだ人にとって、
意外と違和感がない国だと
(最低限私は >笑)信じて疑いません。
政府も観光に力を入れたいとしている上、
これ以外にも美しいスポットが
多くありますので、
人生に一度は行っても
良いところだと思います。✌
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「そうだ、アンゴラ行こう!」、否、
「その3電球」はこたつぶとんさんの作品です。