「Bi」は「ビ」、「Tri」は「トゥリ」...
先日こちらの記事 ↓ で、
「ポルトガル語で「三冠王」のことは
『TRICAMPEÃO【トゥリカンペアゥン】』という」
といった話をしました。
「TRI」は、ポルトガル語でも「3回」や「3倍」を表します。
この辺りは日本人の皆さんも、
英語の知識として、
「bicycle の『bi』は『2』を意味するから
『2輪車』なんだよね」
だとか、
「triple は『3倍』だよね」
だとか、
なんだかんだ馴染みがあるかと思います。
これら「bi」や「tri」といった接頭辞は、
ポルトガル語でも概ね同じですが、
ただ、ポルトガル語は
(クセはあるものの)
「基本はローマ字読み」なので、
「bi(バイ)」は「ビ」、
「tri(トライ)」は「トゥリ」
のように、
読み方が英語とは異なる場合が多いです。
ちなみにWikipedia を見てみると、
このような ↓ 説明がなされています。
ここでも最後の2行に
「ヨーロッパ圏の言語では類似した接頭辞を用いることがある」
と記されていますね!
❇❇❇
ポルトガル語でも主に用いられる
倍数接頭辞は
ラテン語由来のものと
ギリシャ語由来のものです。
それらを纏めた
ポルトガル語 Wikipedia の表がこちら。↓
❇❇❇
さて、ここで
トップ画像の説明を。
↓
「mestre」
【メストリ】
(=マスター⦅英:master⦆、いわば「師」♪)
「bimestre」
【ビメストリ】
(=「2か月間」⦅英:bimester⦆)
😂😂😂
ですよねぇ~…。
英語だと「master」と「mester」で
歴然とした違いがあるのに、
ポルトガル語では
どちらも「mestre」なので、
「bimestre」
なのであれば、
ロジックとしては
当然「マスターが二人」
という想像を促してしまいますよね~…!w
ちなみに「3か月間」、
つまり「四半期」のことは、
当然ながら
「trimestre」
【トリメストリ】
というのですが、
「あのマスターがまた一人増えちゃうよ~…!」
と想像すると、
なんだか複雑ですね…。😅
😂😂😂
ところで、
上に示した1~10の接頭辞であれば、
日本人でも
「あ、トライアングル(triangle)」の『トライ』だね!」
「おっ、テトラポット(Tetrapot)の『テトラ』だ!」
↑ 社名だから大文字始まりね♪
「なるほどザ・ペンタゴン(The Pentagon)!」
といった感じで
いろいろな単語を思い出しますよね!
一方、ここから先が問題で、
果てしなく大きな倍数のこういうの ↓ なら
皆分かるのに…、w
何故かその途中については結構「謎」だったりしませんか?
実はポルトガル語スピーカーにとってもそうで、
とくにこの部分 ↓ は、ほぼ未知の世界です!w
次に進んでも...、
辛うじて誰もが知っているのは
「100倍」を意味する
「ヘクト」や「センチ」くらいですかね…。w
↑
ちなみに伯葡語では【エキト】、
欧州葡語では【エクト】ね♪
😜😜😜
というわけで、
「マスター」が増えてしまう
「怪奇現象漫画」(笑) の紹介ついでに、
あまり役に立たない知識をお伝えしました。
本日もお付き合い頂き、誠にありがとうございました!
※ 「キャーッ、強風だわ!何 hPa かしら?」
(hPa = ヘクトパスカル:ポ語では複数にして、「何ヘクトパスカル?」を「Quantos hectopascais?」【クァントス・エキトパスカイス(伯)/
エクトパシカイシ(欧)】?」てな聞き方をします。w
否、
「開店準備 強風」はこたつぶとんさんの作品です。