実は先日、
こんな漫画に出くわしてしまったんです…。
⇓
😱😨😰
これは最近頻繁に作品を紹介させて頂いている
ブラジル人漫画家ウィーリアン・マルコスの作品ですが、
いささか
「イマドキの日本で紹介するにはナンダカナ…」
とも思ったのですが、
ふと思えば、子供の頃から
どうして『びっくりするほど高い』ことを
「Custar os olhos da cara」
【クスタール・ウゾーリュス・ダ・カーラ】
(=「顔の目ほど値が張る」)
などというのだろうかと思いつつも
調べたことすらなかったナということで、
この度その語源を調べてみたのです。
キョロ (。・_・。 ))(( 。・_・。) キョロ
すると、意外なことにこの表現は、
黄金郷 エルドラドを追い求めて戦った末に
片眼を失ってしまった大航海時代の探検家が
「これは非常に高くついた」
という意味で実際使った言葉だということが判明しました。
その探検家は
ディエゴ・デ・アルマグロといい、
日本語版 Wikipediaにも、その経緯が書いてありました。
⇓
ディエゴ・デ・アルマグロは、
スペインの王カルロス1世への報告の際
この言葉を用いて
如何に遠征が大変だったかを王にアピールすることで
相応の褒美を手に入れたようなのですが、
その後は
自らの武勇伝として自慢をしては
「顔の目ほど高くついた」と言っていたため、
やがてこれが一般の表現として根付いたのだそうです。
❇❇❇
ちなみに英語でも
「値段が非常に高い」・「代償が高くついた」という意味で
「cost an arm and a leg」
という表現があるようですので、
他言語にもこの手の比喩は少なくないのかもしれませんね…。
❇❇❇
また、
上の漫画を紹介するに至ったのは、
記事タイトルにもあるとおり
「ポルトガル語でも『目が飛び出る程高い』という表現には
「目」👀 が出てくる」
と思ったことに加え、
今でこそ顰蹙を買いそうな内容のこの漫画ですが、
考えてみれば、日本の落語にも
身体のパーツを取ったり付けたりするものが結構あったな
と思い出したということもあります。
…ので、
その『証拠』に
「義眼」という噺のあらすじをどうぞ!
⇓
お粗末様でございました!
※「落語家 猫」はこたつぶとんさんの作品です。