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質問の仕方を変えるだけで欲しい答えが返ってくる@NGOCBB

みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしております。北海道教育大学の松田です。


昨日、CBBからバイクで20分〜30分走ったところにある「スンダイ高校」という場所へ行ってきました。


CBBの住み込みスタッフが通うのは「プレイニア高校」という自転車で20分くらい漕いだところにある高校になると思うので、そことはまた別の高校になります。


高校へは、住み込みスタッフの候補を探すために行きました。


高校1年生の担任の先生が英語を話すことができ、「子どもたちに質問したい」ということを伝えると自分のクラスに連れて行ってくださいました。


てっきりそのままいてくださると思っていたのですが、「じゃあ、僕は忙しいから行くね!」と言われて教室から出て行ってしまいました。


教室には3人の日本人と、40人くらいのカンボジアの高校生。

英語が得意な子をまず教えてもらい、その子に通訳してもらうようにお願いしました。


質問の内容は、事実だけを聞くことを意識しています。

「このクラスで学校を辞めた人はいるか?」とすぐに聞いてしまうのではなく、

「この学年が始まった時、クラスメイトは何人だった?」-「今は何人?」

と聞いて、その差でクラスの退学者の人数が分かるような質問の仕方を取っています。


昨日聞いたクラスには、3人退学した子がいました。それぞれの出身の村、名前、退学時期、今何をしているかを聞きます。

退学時期は「昔のことだから分からない」と言われて詳しい時期は分かりませんでした。また、3人のうち1人は既に結婚しており、残りの2人は働いているとのことでした。


住み込み探しをしていて感じますが、
カンボジアの人は面倒くさくなったり、よく分からなくなった時によく「I don’t know」と言います。
この言葉を言われた時には質問の仕方を変えていくのが良いです。


また、退学した子の家が知りたいので、同じ村出身の子どもがいないか尋ねます。

「退学した子たちと同じ村出身の子はいる?」と聞いたところ、
「**I don’t know **、いないよ」と例の言葉が返ってきました。


クラスに40人以上いて、同じ村出身の子が1人もいないことは無いだろうと思い、
「(退学した子の村の名前)から来た子はいる?」とそれぞれ聞き直すと、退学した子3人と同じ村から来ている子がちゃんといました。


3人中2人は、家の場所も知っている子が同じクラスにそれぞれいたので、連絡先を交換して終わりました。

残りの1人は同じクラスに同じ村の子はいたのですが家が分からないとのことだったので、
教室を出て外でお喋りしている子どもたちに聞き込み調査をして、家を知っている子どもまで繋いでもらいました。

来週、教えてもらった子どもの家を訪ねてみようと思います。



どう尋ねたら、欲しい答えが返ってくるか

というのは、これから社会人になって働く時にも、普段の友達や家族との会話にも活用できることだと思います。


私は今、その国特有の、その国の人、気質に合わせた質問の仕方というものを、カンボジアで学んでいる最中です。


もっとカンボジアの人たちからすぐに欲しい答えを貰えるような質問力を身につけられるよう、頑張っていきます。