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「CloseToYou」が聴こえる〜手帳の佇まい(20)

わけもなく惹かれる。
歳のせいか、落ち着くのは、
ラク、クール、自由なもの。

猛暑日が続く。 
せせらぎに任せて、
流れ着きたい場所がある。
軽装、軽快、心軽やかに、
肩の力を抜き、もっと気軽に
自分が一番居心地の良い岸辺へ。

誰かへのポーズではなく、
気取らず、自分らしさだけを求めて。

fILOFAXの名品に
ホルボーン、バイブルスリムがある。
グレインバッファローレザーで、
革が乾いた触感で、大変柔らかく、
縫込み仕立てがスタイリッシュ。
超軽量なのにタフネス。
クールで風格もあるのに
気取らずフルに使える。

僕はこの一冊に自由をみる。

自由と言えば、
6月末からの異常気象の日々、
昼間、しこたま仕事をして、
夜は、くぃーと、
冷たいビールを飲み干す。
この暑気払い、なんという自由!

自由と言えば、
僕にとっての名曲はこれ。

♪「Why do birds suddenly appear
Every time you are near?
Just like me, they long to be
Close to you」♫

カーペンターズ「CloseToYou(遙かなる陰)」

せわしく仕事をしながらも
涼風のごとメロディが流れ、ラク。
そして夜はビール。
この手帳を使っていると
そんなことを考える、
心のゆとりが生まれる。

冷静かつ気楽に。
自由でいこうぜ。
夜の風呂上がりの、
冷たいビールまでの道程を!と。

わけもなく惹かれ、落ち着くのは、
ラク、クール、自由なもの。

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