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タオルの優しさ。

先日あるバラエティ番組で
女優の松本若菜さんが、
バスタオルの使い方がわからない
とおっしゃっていました。

要は、実家で子どもの頃からずっと
フェイスタオルを使って馴染んでおり、
バスタオルは大きく重いので、
どう使いこなすか、
ロケ先のホテルなどで戸惑うとのこと。

僕は成る程と思ったのです。
銭湯や昔ながらの旅館の共同浴場で、
僕は、バスタオルは使わず 
フェイスタオルで全身を拭きます。

バスタオルは大きくて、かさばる。
持参しないと困るかと言えば、
そのレベルではないと、
フェイスタオル一枚あれば十分なのです。

ところが、自宅では
バスタオルを使います。
それは何故か。

用意してあるから。
用意してくれている人がいるからです。

当然のように、フェイスタオルも
用意してある。
用意してくれる人がいるのです。

顔を洗った際、
フェイスタオルで顔を包み込む。
そして、ゆっくりと水分を拭き取ると、 何とも気持ち良いですよね。
ふわっ、ふわで、柔らかい。
思わず「幸せ〜!!」と声が出ます。

改めて考えると
タオルって優しい存在ですよね。
そして用意してくれる人がいる。

ひとり暮らしなら、
愛しい自分のために用意する。
しっかり洗濯して除菌し、
ふんわり仕上げの洗剤も使って。
そして丁寧に綺麗に折りたたみ、
清潔な場所に備えておく。

タオルの佇まい。
その穏やかさ、美しさに
この当たり前の幸せが
どんなに愛おしいか、
実感するのです。

GWに入って、横浜の空は青。
静かで穏やか。
こんな洗濯日和にあって、
思わず、タオルという存在の
素晴らしさ、関わる人の有り難さ、
日常のかけがえのなさ、
ふわっふわの幸せに
気づいた次第です。

これも松本若菜さんのおかげ。
そして僕に関わる全ての方々に
ありがとうを捧げます。

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