秋風に別れを告げて
いつのまにか元に戻った心と身体
変わらないままの生きにくい性格
自分の癖や慣れ、当たり前を否定できない
ぬるま湯に浸かって、ない脳みそを使ってる
全部辞めて、このままどこかにって考える
どこかってもうあそこしかないんだけど
自分と違うことを嫌い、自分が正しいと思い込む
何を背負って、何を守ってるのか、わからない
過去の自分を救いたい、そんなちっぽけなこと
変えられないこと、変わらないとわかってても
今の俺が、救ってあげるしかない、多分そう思ってる
できない口約束をまたしてる
したいことを口に出してる
できなかったことの心なんて考えないで
自分勝手な過去と、責任を持たない今と
いつも誰かを恨んで、自分と闘ってる
解散したバンドを聴いてる
もう見れないのに、もう聴けないのに
悲劇のヒロインを演じるのは簡単
救ってくれる友達は本物だったはずなのに
だんだんそう思わなくなってくるのは
心が回復してきたからなんだと思う
ありがとうは照れくさい、あおくさい
溜められないLINEの通知
貯まらない貯金
上がる心拍数
上がる引き落とし額
退会したアレコレ
止まらない咳ナニコレ
買ってもらったマフラー
いらなくなった時計
選んでもらったカバン
ワンクリック、ツークリックでSNSから消せるのに
なんでいつまでも、そこにいるの
はやくどっかいってよ、そこは君の席じゃない
席をどかさないのは、あなたじゃないの
そう言われてもしょうがない秋だった