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開業10ヶ月目【現実的なお話】

暑過ぎた夏も通り過ぎ、年末が近づいてきた。

開業して10ヶ月目も、あと1週間で終わる。令和6年も残すところあとたった2か月。時の流れは速い。

ちょうど1年前の今頃は、鳥取県の山中にある智頭町で、朝から晩まで毎日、実務の勉強をさせて頂いていた。配属研修というやつである。無給で6週間。

なぜ、本拠地から遠く離れた場所を選んだか、の理由はいくつかあるが、
即独を前提の場合、遠くの方が、開業後に師匠のお客を取る結果にはならないから、という双方にとってのメリットがある。

まあ、そういう事は開業後に実感としてわかることで、当時はそれはもう、頭から湯気を出しつつ修業していた。それはもう、一心不乱に。

家族は快く送り出してくれた。
平日は夫も出来るだけ早く帰宅して義母(夫の母)との時間を過ごしてくれたようだし、私の実母は、通院を全て土曜日に変更しても、文句も言わず応援してくれた。

ウィークリーマンションにも10数万払ったし、
ガソリン代だって凄かった。

でも、あの時の経験と師匠の教えは宝であり、かけがえのないものだ。
開業した今だからこそ、心からそう思う。

最後に現実的なお話を少し。

司法書士は、依頼があって初めて仕事が始まる。
個人事業主だから、色んな営業方法があると思うが、私はあえて、自分から全く知らない人に営業をかける事はしていない、と前も書いたと思う。

それでもなぜか、8月後半から急激に仕事の依頼が舞い込み、一時は大変なことになっていたが、10月に入り何とか落ち着いた。
この経験で、自分で仕事をコントロールできない部分も大きいことを学ぶとともに、それでも電話をかけるタイミングをずらすとか、対面での打ち合わせの日程の組み合わせとか、自分で上手くコントロールできる部分もあることが分かってきた。大変だったけれど良い経験になった。

月に□件以上、報酬〇〇円以上を目標にします、という目標は、今のところ全く掲げていない。
それよりもむしろ、どうすれば家庭を心地よい場として出来るだけこれまでのように維持管理しつつ(←主婦業)、依頼者の役に立つ仕事がしっかり出来るか(←司法書士業)、
そのバランスの取り方に日々悪戦苦闘している。

そんな事が言えるのも、自宅開業だからだろうな。

地方都市といえども賃貸でやっていたら、光熱費含め100万円前後は固定費がアップしていたはず。
それはかなりキツイ…

という事で、今日は午前中に面談が入っているので、夫を6:45に送り出したら玄関先の掃除をして、お仕事に取り掛かるとしますか。


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