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甘酒横丁

スローリー余話
街の”なりたち”#4

ご存知の方も多いと思いますが『甘酒横丁』は呼称で、このあたりの住居表示は「日本橋人形町2丁目」。それ以前、関東大震災後の区画整理までは「松島町」という住所だったようです。

甘酒横丁にある由来の記念碑

『甘酒横丁』は写真にもある通り、明治の初め頃、この横丁の入り口に「尾張屋」という甘酒屋があったことから「甘酒屋横丁」と呼ばれたことに由来しています。そんな横丁に相応しい甘味『わらび餅』が名物の和菓子店『彦九郎』。こちらには大切なひとへの手土産にしたい逸品があります。
(以下、2024年3月末号『東京Slowly² vol.3』より)

今日会う人と一緒に食べたい手土産

彦九郎 甘酒横丁店

『わらび餅』や『とら焼き』などの名物を買い求める常連客が多い和菓子店。先々代のご主人が京都で創業。その後1951(昭和26)に人形町に移転。現在の店舗は2005(平成17)年にオープンした。人気は『わらび餅』。原材料は上白糖、きな粉、わらび粉のみ使用した混じりけのないストレートな美味しさ。賞味期限が短いというのも添加物を一切使用しない証し。日持はしないが一回いただけば、誰かに贈りたくなる、教えたくなる『わらび餅』。今日会う大切なあの人と「一緒に食べたい」と思った時には絶好の手土産だ。

『わらび餅』と並ぶ名物『とら焼き』
店頭では甘酒がいただける

彦九郎 甘酒横丁店
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-11-3
03-3660-5533
営業時間:10:00-20:00 土日祝10:00-18:00
定休日:不定休

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