大往生
ビートたけし曰く
死ぬということはウンコを我慢するようなものであると
ウンコまでの我慢は色々と苦しい
途中で痛みを伴うこともある
トイレを求めてあっちに行ったりこっちに来たり
ようやくトイレを見つけ
べルトを緩め
便器に座るとき
最高の瞬間を迎える
人生も同じである
生きてるということは
あれやこれやと痛みや苦しみがある
病院を求めてあっちに行ったりこっちに来たり
そしていよいよ死を迎えるとき
我々は便器の上に立ってベルトを緩めるように
ベットの上で息を吐きながら
あらゆる痛みと苦しみから切り離され
大快楽の大往生となる
これぞフン死というべきか
そうやって自由になって
我が痛み
我が苦しみ
我が身体を去るのだ
誰も理解してくれないみたいだけど
私は理解しているし、期待している。