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ドストエフスキーを語る会で発表します

「知と明日を織り合わせる時間」というコンセプトの会、リベルというところで11/3(日)10;00-に「〈リベルの文化祭〉ドストエフスキーとその作品の魅力」というオンラインイベントが開催されます。そこでドストエフスキーについて何かしら発表させていただくことになりました。

ドストエフスキーについてめちゃくちゃ詳しいわけではないけれど、まあまあハマって読んでいたのかな?と思います。でも、「これはハマっているのかな?」と感じる時期にいくまでに長いこと「あんまりピンとこないな」と思っていました。

最初に読んだのは『罪と罰』、たしか18歳ぐらいだったと思います。当時、古谷実という漫画家にハマっていて、『ヒミズ』が『罪と罰』と似ている小説であるという話をどこかできき、興味を持ち読んでみました。

しかし、『罪と罰』は読み切ったけどあんまりピンときませんでした。序盤にある酒場でのマルメラードフの話とラスコーリニコフの母の手紙が長すぎてうんざりしたような思い出があります。それ以外の記憶はあんまりないです。

次に『カラマーゾフの兄弟』を読みました。今度は「大審問官」の章で、とてつもない高揚感を得て、アドレナリンがドバドバ出ている感覚がありました。「テクストの快楽」の感じらたような、そんな思い出があります。
あとは、細かいエピソードが面白いなー、と思ったり、キャラクターが立ってる小説だなーと思ったりしましたが、ハマるまで至りませんでした。

そしてしばらく経ってから、『悪霊』を読みました。これもよくわからず。。

読んでハマった!と思ったのは『悪霊』の2回目を読んだときですかね。登場人物の話が長くて、蛇行するように進んで行くのですが、ドストエフスキー初心者のころはなんの話かよくわからなくなってうんざりしていたのですが、しばらく読んでいくとそんな長くて蛇行するような話がどんどん快楽になっていきました。

『悪霊』を読んだあともう一度『悪霊』を読み返し、『地下室の手記』を2回、『カラマーゾフの兄弟』、『罪と罰』、『白痴』、『賭博者』などなど、つぎつぎと読みました。一度読み方のコツを覚えると楽しんで読むことができました。

発表はぼくの一番好きな『悪霊』について、どこがハマるポイントなのか、短い時間なので1部分だけですが語ります。


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