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(ネタバレ有)南雲先生?カミングアウト遅すぎます。



2話。

不穏な終わり方をした一話だったのに
序盤から終盤にかけてグッとくるシーンが多くて
あれ?このまま終わる?
と思ったら最後の最後にえらいもんぶっ込んできたw

予想の斜め上すぎて

へ?

となり、気付いたら黒木華と同じ顔してましたよ。

生徒を殴った過去があるとかね、
震える手を必死で抑えていたしさ。
そんなもんじゃなかったwww

いやもう、南雲先生なんですよ。
先生の風格めちゃくちゃあんのよ。
優しいのは自分が正しくないことをしているから?
後ろめたさで叱れない、叱る立場にないと
思っているから?

教師とは一体なんなんでしょうね。
どういう存在であれば正しいのでしょう。
勉強を教えるだけでいいのか、
免許があればそれで良き教師となれるのか。
それでも免許がなければ教壇には立てない。
偽造なんて絶対にしてはいけない。
わかってます。理論上はね。
そりゃそうです。

でもあの球児たちにとって、
ただの南雲脩司ではなくなった。
教師であり監督である南雲先生なのだ。
どんなときも なにがあっても
やる気を起こさせてくれる。
否定せずに受け止めてくれる。
成長を見守ってくれる南雲先生なのだ。

一方で、越山高校の生徒たちは
周囲からは"残飯のザン""残念のザン"と
馬鹿にされて馬鹿にされることに慣れて
"どうせ俺たちは…"と自信も誇りもなくした。
ザン高にいる教師が南雲と山住しか出てこないので
他の教師が生徒にどんな態度なのか分からないが
大体は想像できる。
16歳〜18歳という大人ではない子供、だけど
子供ではない彼らは
繊細で敏感で周囲の大人たちが
自分たちに向けられる真意を
感じとっているはずだ。

親が、教師が
すでに自分たちを諦めている。
そんな空気感さえも慣れてしまった中で
南雲という存在はどれだけ希望となるだろう。

信じてくれる人がいる、
支えてくれる人がいる、
受け止めてくれる人がいるということだけで
どれだけ心が熱くなるだろう。

南雲先生、遅すぎます。
監督辞めるー!って言うのは
もう時既に遅しですわ。
だってあの部員の心の中で
すでに南雲先生という存在が
大きくなっていますからね!!!

鈴木亮平なら再試験受けたって
余裕で受かるでしょうに!!!
なんで偽造なんてしたの!!!
あなたは免許がないとしても、
勉強を教える資格がないとしても、
人を叱れる権利がないとしても、
人を成長させる力がある。

それは生徒にとって免許があるないだけでは
到底図りようもない大きな財産になる。


しかし、最愛のときもそうだったけど
良い人が罪に手を染めてしまう、というのは
悲しみを倍増させるんだよな〜〜〜
良い人でも肯定されるべきことではないですがね。



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