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その差を知りたい。
空港で働いていた頃、パイロット同士がこんなことを言ってた。
「仕事の能力差なんてそんなないんだよね」って。
確かにそうだなって思った。
もちろんすごくできる人とそうでない人の差はあると思うし、人それぞれ得意不得意・適材適所があったり、物事に慣れるまで・コツをつかむまでの違いはあると思う。
よく言われてることだけど「自分の代わりはいるんだよね」
仕事なんかでも重要なポジションを任せられてたり、たくさんの業務量を抱えてるような人でも、辞めたら辞めたで代わりはいたり、その人がいなくてもなんとか仕事は回ってたりする。
(もちろん、ごく一部で代わりのきかない人もいると思うし、その人が辞めてから業績が悪化したなんてこともたまに聞くよね。仕事や能力っていう意味以外で親・恋人・パートナーなんかも代えはきかないしね)
目指すか目指さないか、やるかやらないか。
たまたま自分はそこに時間をかけたけど、たまたまその会社のその職種に就いたけど、他の人でも良かったし、自分が他の会社の別のポジションについていたかもしれない。
でも一方で、自分とあの人、あの人とあの人。
自分とあの人、同じようなことをしているのにあの人は面接で合格して、自分は不合格。あの人とあの人、そんなに大差ないように見えるのに片方は出世している。
たまに思う、自分にだってできるのに、なんで自分じゃだめだったんだろう。
逆に自分が何かで評価された時、他の人とそんなに違うように見えないのに、何で自分は評価されたんだろうって思う時もある。
やっぱり、そこには差はあるんだろうか。
ちょっと違う例えになると、ヒットコンテンツ。
なぜあの作品がヒットしたのか。同じような作品もあるのに。
ヒットしたあの作品とヒットしなかったあの作品の違いはなんだろう。同じような作品に見えるのに。
本当にその差は大してないのかもしれないし、私の感性の問題なのか、見る人が見れば違いは大きいのかもしれない。
”そんなに大差ない”のそんなにが小さな違いを生んで、小さな違いが大きな違いに繋がるのかもしれない。
その差を知りたい。