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Pierre hermé(ピエール・エルメ) 歴代フェーヴ

ヴォーグ誌から“パティスリー界のピカソ”と称賛されたパティシエ、ピエール・エルメ。意外にも、自身の店を初めて構えたのは、日本だという。

1998年、自身のブランド「ピエール・エルメ・パリ」として、東京赤坂のホテルニューオータニ内に初出店し、2001年にはパリのボナパルト通りにもブティックをオープン。

オリジナルのガレットデロワも凝っていますし、何よりフェーヴが毎回芸術家やブランドと超大型のコラボレーションをしていて、他のメゾンではまねができない規模。コレクターにとても人気のブランドです。

新情報は随時、追加していきます。

2023 造幣局コラボ コイン型

ガレット ジャルダン ド パレルム ¥4,320
パートフィユテ、レモンとグレープフルーツ風味のアーモンドクリーム
直径 約18cm
モネ・ド・パリ(パリ造幣局)とコラボレーション
モネ・ド・パリの彫刻家であるジョアキン・ジムネズによる
ピエールエルメのコレクターズコインをモチーフにフェーヴが作成された
この年、本場フランスのピエールエルメはパリ造幣局とコラボし
上記€20・€200コインを制作。

なんとこれがコインなのか。。
マカロンをモチーフにコインが作成され、コインをモチーフにフェーヴが作成されたのですね。

最初にこのフェーヴを見たときはえぇ…今更ピエールエルメでマカロン型か…と
少し期待外れだったけれど、こういうことだったみたい。

フランスでは、コインは分解されて、ガレットデロワに忍ばされ、
コインパーツのフェーヴが出た人には商品のプレゼントがあるのだとか。

2022 レヴリ アンフィニ(果てしなき夢想)

ガレット イスパハン ¥4,320
パートフィユテ、ローズ風味アーモンドクリーム、ライチ、フランボワーズ
イラストレーターのサフィア・ワレスが描く、素晴らしい庭園と浮雲からなるイマジナリーガーデンの “レヴリ アンフィニ(果てしなき夢想)” に人々を誘う。
ふわりとした白雲の間から生まれ出る “浮雲の花”
煌びやかな露のベールを持つ “接吻の花”
想像上の花である細身の “氷片の花”
まるでデッサンから抜け出てきたかのような三つのフェーヴを考案。

Safia Ouares
フランス在住のイラストレーター。パリの一流大学で歴史と造形芸術の学位を取り、権威ある ENSAD(国立高等装飾美術学校)でアニメ映画の学位も得る。また、昔ながらの職人の伝統に則ってエッチングとセリグラフィーを学ぶ。世界中の民間装飾芸術に情熱を燃やしており、特に地中海文化、フランス文化、日本文化に対して強い関心を持っている。創作プロジェクトでは、マテリアルやアーカイブを調べる過程で知見の全てを統合して、物語性のあるデッサンに自己の創造力を注ぐ。他方、愛好する音楽や舞踏を楽しむかのように、単純明快なラインと横溢するディテールとの間でバランスを取りながら、イラストを図案化するリズムを模索している。多岐に渡る学際的教養と個性的な芸術観を発揮して、様々な国のクライアントたちの要望に応えている。

2021 不思議な七芒星

2021年は、マカロンの「ジャルダン ド ラトラス」をガレットに応用。
口に入れると特有の味わいが段々はっきりしてきて、
パートフィユテのさくさくしたした食感もしっかり感じられた後、
しゃきっと甘酸っぱいレモンのテイストのフィナーレとして
オレンジフラワーとハチミツの風味が存在感を発揮。
チョークアーティストのフィリップ・ボードゥロックと協働して
天の小片ともいうべき不思議な七芒星をモチーフにした独特なフェーブを三つ考案。
際立って神秘的で不思議な「7」という数字を含む謎めいたヘプタグラム(七芒星)は
両者の前代未聞のコラボレーションの核心を成している。
これは、そもそもは必ずしも出逢う必然性のなかった二つの技芸 (パティスリーとチョークアート) の収束点としての意味を持っている。

PHILIPPE BAUDELOCQUE
1974年生まれ。1980年代末からグラフィティアートに触れ始めて以来、文字表現への情熱、壮大なスケールの作品制作、アートを環境に対峙させる意欲を維持し続ける。2002年にパリの国立高等装飾美術学校を卒業し、2009年には様々な動物をチョークで壁に描く連作「Cosmic Animals (宇宙動物)」を開始して注目された。彼が創作した「異形の動物」の各構成部分には洗練された美意識が見出される。そしてその美意識は、ひとつの次元をなす一群の細胞の堆積に特徴づけられている。ボードゥロックは各々の次元に対して一個のモチーフを創案し、稀有な複雑さを備えた作品を生み出している。それゆえ、そこを通りかかった人々はつい足を止めて、それぞれの動物を構成する夥しいディテールに見とれてしまうのだ。 ボードゥロックのアートは数多くの意味と逆説を内に秘めている。彼が示すギャラクシーはひとつの融合の賜物であり、壮大さと開放感と際限のなさを想起させる。

2020 クリストフル コラボ スターリングシルバーリング

Galette Médélice ガレット メデリス ¥4,104
パートフィユテ、レモン風味アーモンドクリーム、ヘーゼルナッツ入りプラリネフィユテ
特別フェーヴのデザインは、永くクリストフルで愛されている偉大なるフランス人デザイナー
アンドレ・プットマンが考案した初のジュエリーコレクション「Idole」の
スターリングシルバーリングを模倣しています。 素材:亜鉛合金

シンプルな輪郭をあえて不均整にした「Idole」は、2005年にクリストフルが発売開始し
今も人気のコレクションです。
誓約と永遠性のシンボルであるリング型のフェーヴには表裏に
「PIERRE HERMÉ Christofle」「2019」と印されています。
オリジナル王冠付き
去年と同じものですね。毎年変えていたわけではないのか。

特別企画
ガレットには、クリストフルとのコラボレーションによる2019年限定フェーヴと、王冠を添えてご提供いたします。そして今回の特別記念企画として、限定で10名様に「Christoflex PIERRE HERMÉ」の文字を刻印したメダル型フェーヴが購入者の中から当たります。メダル型フェーヴ当選者には、同封された引換チケットをクリストフルの対象店舗にお持ちいただくと、アンドレ・プットマンがデザインしたクリストフルの「Vertigo」コレクションビジネスカードトレーをプレゼントいたします。

HPより
10個限定 メダル型フェーヴ
プレゼントの「Vertigo」コレクションビジネスカードトレー

2019 彫刻家ベルナール・ヴネ コラボレーション

Galette Infiniment Chocolat Bélize –Nouveauté ガレット アンフィニマン ショコラ ベリーズ (新作) (パートフィユテ、アーモンドクリーム、ガナッシュショコラベリーズ)

このガレットは、ベルナール・ヴネの造形作品を彷彿させる形状になっています。カカオの香りが際立つ中米ベリーズ・カヨ州シブン農園産純正チョコレートには、ほとんどフルーティーとも言える軽快な酸味がくっきり感じられます。この純正ブラックチョコレートのガナッシュが放つ力強い風味をアーモンドクリームが程よく和らげています。本品は食べ進めるに従って新たな味覚の発見をもたらして、最終的には強烈な逸楽にも似た味わいが口いっぱいに広がるように工夫されています。“ビフォー”と“アフター”の違いが味蕾(みらい)にしっかり刻まれるのです。そして、ベルナール・ヴネが表面に施した絵柄と似た意匠のフェーヴが中に入っています。(日本での販売時にはフェーヴは別添でのお渡しとなります)

HPより
彫刻家 ベルナール・ヴネ

ベルナール・ヴネについて
コンセプチュアルアートとミニマリズムの代表的芸術家であるベルナール・ヴネは、非常に早くから科学と数学に大きな関心を寄せ、混沌さと純粋さを併せ持つ幾何学線の各種のバリエーションを試みています。彼の作品において中心的役割を占めるこれらのメタリック線は、アーチ(弓)、ダイアゴナル(対角線)、アングル(角度)といった様々な形態を取り、最終的には“不確定”なものになるのです。

ベルナール・ヴネの作品の特徴を成すこの“不確定な線”は、今や世界各地の展覧会で取り上げられるようになっています。画家、彫刻家、工芸家などの多面性を持つヴネはある意味では節度を知らないアーティストです。アルピーユ山麓の緑豊かな私設美術館には彼の一番有名な作品群が一般公開されています。2014年に設立したヴネ財団では、自然と文化を密接に結びつけた展覧会を私設美術館で定期的に開催しています。
コンテンポラリーアートを専門とする当財団は、ヴネの作品を集めた私的コレクションだけでなくDan Flavin、Donald Judd、François Morelletなどの仲間の諸作品も所蔵しています。

HPより
ヴネの作品1
ヴネの作品2
ベルナール・ヴネ デザインのオリジナルフェーヴ

ヴネの作品は線が多いようだけど
口当たりが良いように
丸みのあるデザインで安心しました。笑

ベルナール・ヴネに国際的な名声をもたらした壮大な鋼鉄の意匠が
小さなガレットの中でもしっかり存在感を発揮しています。
彼はもっぱらピエール・エルメ・パリのために
あの有名な“不確定な線”にバリエーションを加えて
混沌さと純粋さを併せ持つカーブから成るフェーヴをデザインしたのです。
ヴネはこの点についてこんな風に述べています。
「私のフェーヴの“不確定さ”というものは、友人のピエール・エルメ君が創作した甘美なガレットの中のどこにフェーヴが隠れているのか見当がつかないことを示唆しているわけです。言うならば、フェーヴが占める位置の非蓋然性、非予測性、偶発性、仮定性、及び非予見性ということです」

HPより

うーん、何言ってるかわからない!笑
フェーヴは彫刻家ヴネの特徴的なデザインが反映されていて、ヴネ自身も「ガレットデロワの中のどこにあるのかわからないというフェーヴの存在をぐにゅぐにゅっとしたデザインに落とし込んでいるのよ」的なことを言っているのだと解釈しました…笑

オリジナル王冠付き

2018  ニコラ・ビュフ制作 アートコラボレーション「太陽と月の王国のものがたり」

Galette Ispahan ガレット イスパハン ¥4,320 size 約18cm
(パートフィユテ、ローズ風味アーモンドクリーム、ライチ、フランボワーズ)

プレーンなアーモンドクリームと同時発売です。
パリ生まれ、東京育ちのクリエイター ニコラ・ビュフの手がける限定品
ピエールエルメで展開中のアートコラボレーション「太陽と月の王国のものがたり」に
登場するキャラや建物などがモチーフ

フランス・パリ生まれのニコラ・ビュフ。子供時代、パリで接していた日本の特撮テレビ番組に魅せられ、日本への興味を持ちはじめた彼。その後、フランスでヨーロッパの古典美術を学び、日本語・日本文化を勉強し、現在は東京を拠点にさまざまなアートワークを展開する注目のアーティストだ。2016年1月よりピエール・エルメ・パリではニコラ・ビュフとのコラボレーションにより、バレンタインやホワイトデーなどのイベントにあわせてスペシャル・パッケージを発表してきたが、実は、そのパッケージは壮大な愛と冒険の物語に基づいたものだった。
「太陽と月の王国のものがたり」の主人公は、「太陽の王国」の王子・エリオスと「月の王国」の王女・ロクサーヌのふたり。気の優しいエリオスが男勝りなロクサーヌに一目惚れするところから物語ははじまる。これまで断片的に伝えられていた物語が、いよいよグローバル ウェブサイトにて全貌が明らかになる。
グローバル ウェブサイトでは、現在、第一回目が公開中で、順次ストーリーは展開していく予定だ。

物語のウェブサイトはこちら(ピエール・エルメと、二コラ・ビュフのコラボレーション小説 (pierrehermenicolasbuffe.com))なのですが、第一章しか公開されたおらず、現在はその先の物語を読むことができません。

フェーヴはこの主人公の友達、ロボットのキュピドンが描かれているよう。

2017 

2016 

2015 

2014 

2013 

2012 



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