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【かつて16才だった全ての大人たちへ…】


怖い話になるかもしれません…

最近、いつまで生きてるのかな?…って思うのさ

おもしろい時も、夢中な時も
それなりにやる事もあるわけだけどね (^^)

なんか、
1人で解決力も無いのに
ぼーっと、白い天井を見ている時間がある。

白い天井には色々な想いが浮かび上がる…

それに微笑んで
気がつけば寝てるわけだ…

目が覚めて、切り替えて行くぞー!ってなっても
また夜には白に描いている…

僕が小さい頃 天井は木の板で
木目が、まるで竜が口を開けてるように見えて…

「なんだか怖かった… 」

ゆでたての栗を食べるとポロポロこぼすので
木でできた縁側で
足をぶらぶらさせながら嬉しそうに食べていた。

「弟が生まれるの、だから怖がらせないでね」

その縁側にも
木目の竜がいて栗をあげていた。

そんな幼い頃の記憶を
何才の頃まで覚えてるものなのかと考えていると…

弟が産まれた日の産婦人科の事まで思い出した。

弟は2つ年下なわけで
親戚も集まり、ヒロシくんに似てるね〜って言われていた

3才くらいの僕は、その日帰って
母親の鏡台に座って弟に似ているという自分の顔を見た。

三面鏡だった鏡は
真ん中の僕と、左右にも映る自分を見せてきた …目の前の自分とは目を合わせられるのに…左右の自分は目を合わせない…

「なんだか怖かった… 」

しばらくぶりに母親が
弟をくるんで帰ってきて…

「なんだか怖かった…」

親元を離れ、1人で暮らすようになってから
ずっと天井は白だった。

僕には弟とさらに、

8つ下の妹がいた。

妹は本当可愛くて
毎日握っているおててに指を挟んで寝ていた。

おんぶしたり、お散歩したり
三輪車の練習したりしてて毎日可愛がっていた。

そんな、弟や妹、両親共
今や音信不通になり歳を重ねている…

時が経ち…
結婚をして男の子が産まれた。
立ち会い出産をして誕生の神秘を見た…

凄いんだわ…ヒロシくんなんだわ…

息子はスクスクと育ち
僕をヒロシくんと呼ぶようになり
友達のような両親で行こうと思った(^^)

離婚をした…

予兆なんて当然あったけど、本当に終わった…
白い新築の家が、空っぽになった…

「なんだか怖かった…」

その後、本格的にというか、、、

元々、普通じゃない自分の人生が
さらに大きく広がっていった…

成功するものは、大成功して

結果、失敗のものにも感謝する様にした

これまで出会ってくれた人は
みんな素晴らしく愛おしい存在だ。

愛しい人々とはその後…音信不通…

本当の僕は、ベランダで栗を食べていたかった
そんな存在なのかもしれないなぁ…

今年の冬はどこへ行こうかな…

病める時も健やかなる時も
無言で大切だった人の幸せを願います 。
おめでとう

いつまでも俺は16才で行こう

貴方が幸せであります様に……


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