社長の朝活152 中国が語る共同富裕
おはようございます。
中国では去年より「共同富裕」という目標を掲げて改革を実施しています。
簡単に言えば貧富の格差をなくすというスローガンです。
とてもよい響きではあるのですが、なかなか難しいんじゃないかなーと思ってます。
中国は世界的に見ても貧富の差が激しい国なので、ある程度その辺は緩和する事は出来ても、人類皆均等と言うのはやはり理想論かなと思います。
ではまず世界中のお金はどこからどこへ流れているのか?
面白い事に、パレートの法則と言って、何事も80:20で構成されていると言われてまして、これがとても的を得ているのですね。
「世界のお金の80%は20%の人によって作られている。」
と言うものです。
例えば世界は1000人いたとして、世界のお金をかき集めると10兆円としたら、8兆円はたった2割、つまり200人によって生み出されている。
とこう言うわけです。
事実世界は2割の人が富裕層となり、その富裕層がお金を使っているのですね。
さらに言えば2割の人が税収の80%を払っているとも解釈できますよね?
日本も富裕層が沢山税金を払っているので、道路や鉄道などのインフラ整備、医療補助、学業、研究などを行えるわけです。
人間は努力する生き物です。
何故ならば人よりも偉くなりたいからです。
そしてそこにロマンやエネルギーがあり行動力へ転換されてます。
努力しても努力しても人と同じ待遇なら、誰も頑張りません。
パレートの法則は生まれないとしても、それよりも人間のモチベーションは下がり続け、ついには堕落した人生を歩む事になるでしょう。
そして人間は特別を好まない傾向にあるので目立つ事を嫌います。
特別を好む阿呆がいるから、その阿呆を救いたいのか未来を託したいのか希望を見たいのか単に面白がっているだけなのか、そんな人間に憧れちゃっていつの間にか付いていくんですよね(笑)
そう、そんな人間が2割だと言う事です。
なので共同富裕はおそらく完遂しないかと個人的には思います。