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十九代目 二見浦右衛門
2022年10月1日 11:22
寝そべるしあわせ秋晴れの青空と乾燥した暑くもなく寒くもない空気、庭の柿の木にたわわになる甘柿を啄みに来る鳥たちの囀り。芝生の上をひらりひらりと舞い踊るモンシロチョウ。こうして季節を感じながらハンモックでのんびり本を読んでいる。日常の間に味わえるしあわせ。その読んでいた本の中に目を止まらせる一節があった。『今や、銀杏の木と自分の境目は、なくなりつつあった。モノというモノの名前が全て