さとう
外には全く温度がなく乾燥しきった土地にギリギリ作物が生えている。本当に気まぐれで生えているという感じ。 アルバイトはとうの昔にやめて、ただ怠けているが似合う生活を半年と1ヶ月と数日と何時間か過ごしてきた。 振り出しに戻ったり急に100マス進んだりWiiのスゴロクみたいな期間でした。 忙しいなと思っていれば本当は全くやることなんかなくて、天井を眺めて落ちてくる蜘蛛を見ている時は溜まりに溜まった作業も、今から死ぬ蜘蛛みたいに消えてしまわないかなと思ったり。こればかりは何年も同じ
もう四月が始まってしまうまだ寒い今日。 目指していた大きい夢を一つ粉々に振りまいて今、本当にやりたいことすら疑い始めている。そんなさなかに自分の身代わりになってくれていた音楽を纏うことすらできずただ裸で、誰にも見られまいと静かに隅で生きるような環境をまだ暖かいとすら思ってしまう。 学生を卒業して、まだ一カ月もたっていない。 根暗でまともに会話すらできなかった私を先生も友達もみんなが見つめあいながら時には目を離し、ヒトとして成長を図っていた三年間。 学業に専念できていたのは最