「あえて選んだ不登校」ってのもあるよ。(長男君バージョン)
子どもが学校に行きたくなくなるのは、様々な訳があります。
ひとりひとりほんとに違うので、学校に行けるようになるための解決策なんて一つな訳ないです。
そして、学校へ行くことだけが正解でもない場合があります。
うちのお子さまは、「あえて学校に行かない」ことを選びました。
その選択をどう受け止めているのか、さちこ目線でお話いたします~。
うちのお子さまは、3人います。
長男君 現在高校3年生の学年
中学から私立に行きたい!と自ら望んで、中学受験をし、中高一貫校へ進学。
んがしかし、
詰込み型の勉強と、言われたとおりにやりなさいの教育方針にうんざりして、中学1年生の2学期から五月雨登校。
中学2年から復活し、高校進学後、
「やっぱりこの学校無理~自分に合わね~」
という事で高校1年生で退学。
その後はどこにも属さず、自宅学習。
高校認定試験を受けて、大学受験を目指しております。
次男君 現在高校1年生 元気に通学中
彼は小学校3か月不登校。
中学はたまに1週間ぐらいまとめて休みましたが、
「やっぱり学校には行きたい」といってすぐに復活します。
高校も楽しいようで、元気に登校しています。
末っ子ちゃん 現在中学2年生 絶賛不登校中
彼は筋金入りの不登校ちゃんです。
小学2年生の3学期からぱたりと行かなくなりました。
学年が上がるたび、クラスも先生も変わるので、
よし!新たな気持ちで頑張ろう!
と毎年新学期チャレンジをしましたが、5月の半ばには再び休みがちに。
中学からは学校に行くぞー!!とやる気満々で、地元から離れた私立の中学へ入学しましたが、
あれあれ?学校やっぱりしんどい。
となり、私立中を退学し、地元中学へ転籍しました。
中学を転籍する時に、
「ぼく、学校はもう行かない」と宣言がありました。
彼もまた、長男君と同じく自宅学習中です。
はい。ここまで大丈夫ですか?
ついてこられていますか?
ややこしい人が二人おしましたでしょう?
私からすると、次男君が1週間「学校いやや~」なんて言うことはかわゆいレベルです。一週間お休みして気持ちがリフレッシュできるなら、休んでいいよ~って思います。
子どもが暗い顔して、どんより動きも鈍く、ドヨドヨした空気感を出している時は、私も大丈夫かな?と落ち着けませんでした。
しかし、そんな子どもの姿を見たくないからと言って無理矢理学校へ行かせると、それはそれで別の問題が起きてくるのです。
親子関係が崩壊してしまうので、家に帰ってこなくなる。とか、家の中でドアにカギをかけてこもってしまうとか。(一時期こうなった)
なので私は、学校という場所が子どもにとってどんな場所になっているのかな?と考えてみました。
子どもとたくさん会話をして、学校に行くことをどんな風に考えてる?
学校に行くとどんな事が君に起きるの?などなどたくさん聞かせてもらいました。(親子の会話がじゃんじゃんできるよう、密かにさちこは「聞き方」をマスターしていたのです。えっへん。「聞き方」についてはまた今度)
長男君にとっての学校とは、、、(高校1年生の時に聞きました)
・友達も先生もみんないい人だし、おもしろい。人は好きだ。
・学校の行事も嫌いじゃない。
・自分から私立に行きたいといったので、行かないと親に申し訳ないとも思う。
・勉強は嫌いじゃない。むしろ好きな方。
・でも、「やらされる勉強」は嫌い。やりたくない。
・「もっと知りたい」という思いをきっかけに勉強したい意欲がわくけど、学校ではその意欲とは関係ない勉強もするから、意欲がそがれてしまう。
・一番のストレスは勉強をやらされること。
・おいらは学校の評価を上げるための要員なのか?と思うとオゲ~ってなる。
・学校の勉強のやり方は、テストの点数をあげるためであって、将来の自分に役に立つ学びになってるのかな?
主に勉強のやり方に対して不満を感じていました。
それがストレスでもある。実際体調も崩していました。
また、親への申し訳なさも感じている。
ふ~~~ん。
学校やめていいんじゃない?
って私から言いました。
辛い思いをしながら学校に行く姿は、うれしいものではないしね。
今いる学校を卒業することにはこだわっていないよ。
学歴よりもどんな人かが私は大事だと思うので。
勉強も自分の将来のために役に立つ学び方をもう知っているんなら、そのやり方でいいんじゃない?「もっと知りたい」から学べるって最強の学びです。大人が学ぶ学び方です。好奇心から学ぶっていいじゃん!
そして、「大学に行きたいから私立の中学に行く」とも言っていたので、
思う存分大学で学べるように、自分の将来につながる勉強を自分でやっていけばいいじゃん。とも思いました。
なので、あなた、今通っている学校なくても大丈夫だと思うよ。
友だちともこれからも繋がっていけるだろうし。
というわけで、「学校いらなくない?」と親が言うという。
母親としてはこんな風に思っております。というのを伝えました。
決めるのはあなたでいい。
お父さんはまた違う意見があるだろうから、お父さんの意見も聞いてみてね。
学校の先生にも相談するといいよ。
こんな経緯がありまして、長男君はあえて学校に行かないという選択をしました。
長男君は人が好きというのが幸いして、複数の学校の先生方が相談に乗ってくださったのです。
高校を退学した後も、進路相談に乗ってもらえたりしているようです。
学校にもたびたび遊びに行っているし。
在学中より通ってんじゃない??という週もありました(笑)
友達と遊びにも行くし、不登校というか高校やめても問題ないです。
「あえて学校に行かない」パターンその①でした~。
こんなパターンもあるのねとあくまでも参考になさってください。
そして、ややこしい人がもう一人おりますが、末っ子ちゃんのパターンは別の記事に書きます。
ではでは。