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40代で左目だけ白内障になった話⑤手術へ。


手術日

とうとう手術の日になりました。

仕事は土日含めて1週間休みを取ったし、

手術は午後からの為、午前中はゆったりと

過ごしていました。

妻は仕事のため、付き添いはなし。

昼食は食べてきてという案内もあり、

ドトールでミラノサンドとコーヒーで

軽く済ます。

手術前

受付を済ませ、最後に再度検査。

手術前にも検査してくれるのは

確認の意味も含めてだと思うが、

とても良心的だな。と感じた。

手術室前にて待つように言われ、

看護師の方に手術着に着替えるように

促される。

紙の帽子と手術着に着替える。

同じ日に手術を受ける人が大体15人?ほど。

紙の帽子の目の上にシールが貼ってあり、

その眼を手術することがすぐに分かるように

なっていた。

胸にカードをぶらさげさせられる。


本名は消してあります。

手術を受ける別の人の胸にも当然

同じようなカードがぶら下がっていました。

Lは左眼。

どうやら(多)は多焦点レンズ

LenSxはレーザーをする。

Catについては分かりませんが、そんな

意味だったように思います。

あまりよくないなとも思いつつ、

他の人のカードをチラ見すると。。。

「(単)」や「(選定)」など

色々種類があることがわかりました。

恐らく「単」は単焦点レンズ

(選定)は選定療養レンズでしょうね。

見た感じ、15人ほどの中で、

多焦点でレーザーを使う手術をする

つまり「自費診療をする」人は

私を含めて2人しかいませんでした。

そりゃ高いですものね・・・。

もう一人の方はやはり私と同じくらいの

40代位の年齢の方でしたが、同年代でも

単焦点レンズで保険内診療で済ませる

人も居て、価値観は人それぞれだな。と

感じました。

私の順番は前から6番目で早い方でしたが、

それでも手術までかなり待たされました。

一人ずつ呼ばれていくのですが、緊張感が

増していきます。

何度も目薬を指し、瞳孔を開くとともに

眼に麻酔をかけていきます。

視界がぼやけて焦点もあまり合わないので

ぼーっと待つほかありません。

なるべく副交感神経を優位にすべく、

呼吸を調整。3秒吸って、ゆっくり10秒かけて

息を吐くのを繰り返し、落ち着かせようと

していました。

手術室から出てくる人も居て、

その表情から、それなりの経験を

するのだな。。。と感じます。

いざ手術

順番になり、いざ手術室へ。

まずはLenSxにてレーザーで角膜を

切ります。


こんな機械です。と言ってもしっかりと見る暇はありません💦

椅子に寝かされ、機械へ。

中原医師の声が聞こえたので、

とりあえず一安心。

機械を眼にセットされます。

光が6つ視えて、その真ん中あたりを

ぼんやりと見てくれ。と医師から

指示がありました。

レーシック手術のときにも経験したのですが、

レーザーで切る時は、網膜に色々な画像が

浮かんできます。


レーザーで切っているときはこんな感じの模様が視えました。

そのうち、左眼を開けているのに

眼が見えなくなる状態へ。

「あぁ。。これこれ。思い出すなあ」

と思いつつ終了。

手術中は少し眼に圧迫感を感じる

程度でしたが、何をされているのか

分からないので、かなりの恐怖感。

普段どれほど視覚に頼っているのかが

分かります。

大体5~6分でレーザー終了し、

一度手術室手前の控室に戻されます。

そこで消毒を行いました。

軽い痛みを感じましたが、

そこまで不快というわけではなかったです。

前の患者さんが手術中なので、

5分ほど待機していました。

眼内レンズ挿入



名前を呼ばれ、手を引かれつつ

手術椅子へ座ります。

「ほとんどもう終わったようなもの

ですからね」

という医師の声に安心。

眼内レンズを入れる手術に入ります。

光が左眼に当てられ、かなり眩しい。

痛みは全くありません。

光がにじみ、コンピューターグラフィック

のような映像が視えます。

光が3つ、ぐるぐると回っているように

視えます。多分眼の中をくるくるしながら

濁った水晶体を吸引していたのだと

思われます。

しばらくくるくる回る光を見ていたら、

その光が止まりました。

何度か眼に液体がかけられていたと

思います。

そうこうしていると

「終わりましたよ。完璧です」

という医師の声ののち、眼を

開け、手を引かれつつ手術室を

後に。

「完璧です」という言葉が、非常に

嬉しかったです。

眼内レンズの挿入にかかった時間は

体感では長かったのですが、

実際は5分前後かと思います。

本当にあっという間。

手術室を出て


手術室を出ると、左側だけが

赤い感じがしましたが、すぐに元通りに。

視界はまだ左側はぼやけています。

手術室は2階なので、階段を降りるのですが

術後すぐなので、階段昇降機を使って

座ったまま階段を降りられました。

この仕組みはとても嬉しかったです。

せっかく手術が成功したのに、

下りの階段で転げ落ちたとか、

シャレにならないですから。

白内障手術なら尚更、高齢者が多いことも

あり、この気遣いはとても素晴らしいと

感じました。


術後、帰宅



いい天気でした。

手術後は、保護メガネを付けて、

普通に電車と徒歩で

家路に着きました。

瞳孔を開く目薬を何度も打ったせいか、

視界はぼやけていますが、

手術前の白く曇っている感じは

明らかになくなっているように

感じます。

「完璧と言っていたのだが、

果たして満足がいく結果が出るか?」

と少々不安でしたが、もう終わったこと

なので、考えても仕方がない。

ゆっくり歩いて家路に。

夕食も普通に家族の分を

自分で作りました。

手術当日は入浴ができないため、

濡れタオルで身体を拭いてから就寝。

保護メガネもかけたままです。

正直、緊張したせいか、かなり疲れており

すんなり眠りにつきましたが、

緊張のせいか、ストレスのせいか、

真夜中に1度中途覚醒がありました。

1時間半ほど書斎で作業し、再度就寝。

その時も視界はあまりはっきりしておらず

まぁまだ薬が残っているのだろうと

思いつつ、眠りにつきました。

翌日起床して・・・


翌日、術後の診察があるので

起きてリビングに行くと。。

つづく。

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