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詩の道程

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これまで書いてきた詩です。納得のいく詩を書けるまで、つづく道程。
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記事一覧

片さない部屋と透明なベランダ

久しぶりに透明な涙を浮かべた。怒っていて、私はわりかし怒っていて、ぐー悔しい と 自分を…

遥
2年前
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筆箱にカッター入ってる

のみこまないよ人の字は かいたら終わり、残るから 空気椅子にもたれてる 重なっていくの人の…

遥
2年前
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波は満ち

打ち寄せてくるものは、わたしの綺麗なところばかりを攫っていく 荘厳なマジックミラーの中…

遥
2年前
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青へ

月草の葉に乗れば 涙と一緒に落ちていけるか 幸せであれと願うこと 願うこと 願うこと …

遥
2年前
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浪費

頬を腕の付け根に寝かせ 心臓は自分で守るもの (羽根って 枯れていくらしい) (閉じ籠っ…

遥
2年前
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タイピング

昔からこの定規しか持ってないし 目盛りがズレるなんて思わなかったし いい加減に買い替え…

遥
2年前
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青い琥珀

生え過ぎた眉を剃る度に 高校教師の声がする わたしの眉間に指当てて 「あなた、剃ったね」と皺寄せる お互い気に食わないもので 眉間をオソロにしましたね あの庭で、笑ってたんだよなあ べったりついた「ティーン」の値札が 肉まで食い込んで痛かった 知らぬ間にあった帳簿の上で 笑えてたことを恥と思う 笑わなければ悔いると思った 頭も眉も、綺麗な金色になったあなたへ それでもわたしは無明な頁を ロケットペンダントに入れている 友達になれて良かった

篠つく

この世界では、月を見ようと走り出す君が犯罪者だ 雲を透かす光輪は 夢の中で見る翅に似て…

遥
3年前
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ふたつのレンズ

三日月 朧月 ピンクムーン たまに彗星 まだ名前のない月を見つけたい でも 瞬きすると…

遥
3年前
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一心同体

鏡を殴って血だらけの手を 私の胸におしあてて 拍動の二重奏 はやくなれ やがて独奏とな…

遥
3年前
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眠りの橋

身体があるのに ぴくりともせん 心中を覆いつくす芽が 枯れてしまったのだ ああ 何かお…

遥
3年前

サイレント映画

日常生活において 声を発さぬということは、埋没することと同義である。 声を発さぬ限り …

遥
3年前
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D940を弾く

土砂降りの中走った 傘をさすべき手は どちらも埋まってた 正しくなれないわたしを 「か…

遥
3年前
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451 4.4.2

魚の目玉を食べる人 赤い公園が好きな人 スマホをもってた人 わたし ケータイもってなかったから ママのを使ってメールしてた あなたと話したこと 全部メモに書いてた バイトよりあなたのことにずっと真剣だった でも なんかバイト辞めるし なんか大学入り直すらしいし なんか意味わからん遠いとこへ行くし あー   あー   あー 高校出るまでバイト続けてました あなたよりずっと遠くの大学へ来ました 赤い公園は、元から好きだったことにしました いやに綺