日記と詩の置き場所

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  • 日々の記録

    たまに書いている日記です。忘れたくない感覚とか、どうでもいい出来事を書いています。

  • 詩の道程

    これまで書いてきた詩です。納得のいく詩を書けるまで、つづく道程。

最近の記事

友達に会いたいし、今年中には一箱本棚をもう一度やりたいと思っています。ギー嘘にしたくない!

    • 窓を開けても誰もいないはずがない

      2024.02.16Fri 今日エントリーシートを出した会社から面接をする旨の電話が来た。 当たり前のように生きている。丁度先月は卒論の提出締切日だった。出せないし、もうやめてしまおうか。と思っていた。今は実家にいるので大学近くのホテルに数日間泊まった。そこを事故物件にしてしまうこと、清掃員の人に恐らくトラウマを与えてしまうことを申し訳なく思いながら、それでも勝手にするつもりだった。 こえーーー😭😭 ずっとこれ。この気持ち。嫌すぎ!!苦しいのも痛いのも寒いのも熱いのも嫌!

      • 詩を書くことさえ豊かさだった

        2023.12.21 起きれたら万々歳。そしたらバイトへ行きましょう。という日々を送っています。 留年して実家に帰ってきた居心地の悪さと自己嫌悪を誤魔化すためにバイトを始めました。バイト先の人は、かなり扱いづらいであろう私にも丁寧に教えてくれて、叱ってもくれて、思いやりがあるな〜、学べることがたくさんだな〜、と思いながら過ごしています。これは本当ですが、実際は、その上に何重にも死にたい気持ちが覆い被さっています。それでも、8ヶ月も続いている。そこはひとまずすごいね、と言いた

        • 日記

          2023(R5)0402Sun 初めてnoteに日記を書いたのは2019年だった。あの時(R1)と記したのに、今は5である。「時間、終わってもいいよ〜」と思っている程度では止まってくれないね。 私の動機はどこにもなかったのかな?と今考えています。 高2くらいに最果タヒさんの詩を読んで、こういう詩もあるんだと知った。じゃあ私も書きたいなと思った。感性を大切に生きていくことがうっすら推奨されていた(一方で社会の役に立つ人間になるよう安定した職を得ることも望まれていたような気が

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        記事

          筆箱にカッター入ってる

          のみこまないよ人の字は かいたら終わり、残るから 空気椅子にもたれてる 重なっていくの人の字が 早く上書き お呪い 空気椅子はすぐ萎む ここは深海 声が薄い 「そうだ鰓、鰓を作ろう」 そう思いつき  人の字かいた わずかに空気が戻ったら それを使って泣きましょう 呼吸なんて二の次で 人を想って泣きましょう

          筆箱にカッター入ってる

          バスの窓を開けようか

          2022(R4)0616Thu 今、読みたい本がある。それはRon Padgett(ロン・パジェット)の詩集。その人について私が知っていることはほとんどないと言っていい。私が知っているのは、映画『PATERSON』の主人公が手帳に書き綴っていたのが、パジェットの詩ということだけだ。私はこの映画が、たぶん一番好きだ。初めて観たときは、ただこの映画に流れる穏やかな時間が好きだった。今は、ここに登場する人たちみたいに詩を書きたいと思う。パジェットの詩集に日本語訳されているものはな

          バスの窓を開けようか

          片さない部屋と透明なベランダ

          久しぶりに透明な涙を浮かべた。怒っていて、私はわりかし怒っていて、ぐー悔しい と 自分を慰めるようにおりものの滲む感情を雑な濾過器にかけるように、泣いていた。怒り!怒り怒り悲しみ、昇華なんてできないよ。私の中の大いなるものに支配されてしまって(それは強いもの)(けれど美しくはなかったな) 逃げ出したいね、この教会から。 晴れた日は良い 祈るなら雨の日が良い 悲しまないで欲しいな〜 もっと言うと、幸せでいて欲しいよ!あなたの幸せが何かは知らんので、私の結果と交差して反比例してし

          片さない部屋と透明なベランダ

          波は満ち

          打ち寄せてくるものは、わたしの綺麗なところばかりを攫っていく 荘厳なマジックミラーの中に 音波が浸水し始める それを剥がしはしないくせ 見たことのない貝を置いていく 攫われては 手渡され たまに手先で遊んでく 太陽のように暴力的な、光を欲せよ 射す光になる 照らす光になる  全てを反射する鋭利さこそが、わたしの美しさだろう もうここにはグロテスクな貝しかない 音波は貝をひとつ割り そのままのみこんでしまった 貝を蝕む種子が芽吹く 痛みは痛みでしかないと 攫われたもの

          波は満ち

          ワンルームと三月馬鹿

          2022.0228Mon 明日は3月1日。就活生にとってはライフルの音が鳴る日だ。4月に大学4年生になる私はというと、今更、髪を染めたくなっていた。3年生になってから、この先にある就活の重々しさを体現するかのように、周りの人たちの髪色がどんどん暗くなっていった。私は「インナーカラーに青緑っぽい色入れたい」と思っていた。 就活に関して何もしていないわけではない。インターンに行ったり説明会を予約したりはした。ただ、私は基本的に、やりたいことしかやりたくない。やりたいことのため

          ワンルームと三月馬鹿

          青へ

          月草の葉に乗れば 涙と一緒に落ちていけるか 幸せであれと願うこと 願うこと 願うこと それがなにになったか とうとう知る由はなく なにも知らない朝鳥だけが美しい 思いを編む糸の隙間 ふと指紋の感触がよぎる ここに 綻び あなたの瞳は何色だったか 絵の具が注がれていくよう 塗り替えられる あなたのままを憶えていたい 消えかけた輪郭を私の瞳が塗り替えてしまう そこに そこに あったということ とっくに遠のいた心音に 私は今も耳をすまして 幸せであれと願わ

          浪費

          頬を腕の付け根に寝かせ 心臓は自分で守るもの (羽根って 枯れていくらしい) (閉じ籠ってもやあ綺麗だ) 利き腕を前へ あら剥ける 枯れたものは鞘になったか 正中の分岐さらさらす 指紋は山羊に見せつけろ 伸びろよ針金 下も良い

          タイピング

          昔からこの定規しか持ってないし 目盛りがズレるなんて思わなかったし いい加減に買い替え時か アタッチメントは捨てようか ねえ本当のことだけ教えて 女の子ってフェイクニュース? 嫌いなものを全部言ってよ その中に多分わたしいるでしょ     コーヒー美味しくない 本当       味以外は好きなのに ねえ本当のことだけ教えて! 虹の上からはなにが見える?

          タイピング

          青い琥珀

          生え過ぎた眉を剃る度に 高校教師の声がする わたしの眉間に指当てて 「あなた、剃ったね」と皺寄せる お互い気に食わないもので 眉間をオソロにしましたね あの庭で、笑ってたんだよなあ べったりついた「ティーン」の値札が 肉まで食い込んで痛かった 知らぬ間にあった帳簿の上で 笑えてたことを恥と思う 笑わなければ悔いると思った 頭も眉も、綺麗な金色になったあなたへ それでもわたしは無明な頁を ロケットペンダントに入れている 友達になれて良かった

          青い琥珀

          篠つく

          この世界では、月を見ようと走り出す君が犯罪者だ 雲を透かす光輪は 夢の中で見る翅に似ている ここがいっそ砂漠なら 君を抱きしめてあげられたのに  ごめんね 恨んでしまうよ、君のこと 誰かが手を一つにした時 こっそりおいで

          篠つく

          ふたつのレンズ

          三日月 朧月 ピンクムーン たまに彗星 まだ名前のない月を見つけたい でも 瞬きすると みるみると影が垂れてゆく 遠いから 月は大きいから 君と見たから あの月を見つけた 睫毛が揺れると君が月を塗る 君の言う名前は    温かいね でも でもね、 だから 全部いらないと 投げ捨てたい 失明してもよかったんだ 重いから 月では軽いから

          ふたつのレンズ

          一心同体

          鏡を殴って血だらけの手を 私の胸におしあてて 拍動の二重奏 はやくなれ やがて独奏となれ 限りなく続く直線となれ プリズムに映るお前よ はらはらと笑え

          一心同体