街を聴く- Mori(3000Worlds)
街を聴く、一枚目のブートレグは
蛇骨-JAHKOTSU- DUB
Mori(3000Worlds) × åkagi(Δåkkggggg)
です。
はじめてMori君を見たのは確か10年位前、
かつて僕が組んでいたトラックメーカーデュオの相方と秋田市で昼飯を食べてる時
「今日、DAISUKE TANABEが中野ヘビーシックでライブらしいよ」
と...
気づいた時には秋田から中野に向け車で出発していました。
当時はそんなノリばっかり(苦笑)
もう流石にできませんね。
秋田を15時に出て中野に着いたのが23時、
クラブに行くには丁度いい時間。
早稲田通り沿いに車を止め、
アングラ感強目のベビーシックの階段を緊張しながら降りると、丁度いい熱さと良く通る声のラップのライブが聴こえてきました。
それが当時、東京に住んでいてバリバリライブをしていたMori君とAgarui君。
未だ鮮明に覚えています。
そして何年か後に、
Mori君はいつの間にか秋田に住んでて、
Agarui君は栃木益子へ...
いつの間にという位、
僕自身、音の熱も低温になり、皆の動向も知る事もない程に普通に生活する難しさにぶち当たり、普通の生活から得る小さな幸せをじんわり感じはじめていた頃でした。
それから、自分に残された時間をレコードに彫る為はじめたOVO、そしてMori君は「ブーンバップダブスタイル」という新しい事をやりはじめてて、いつの間にかゆるりと再会。
ちなみにMoriくんのブーンバップダブスタイル、何というか、全然チャラチャラしてなくて、燻された声と空気感がマジでカッケ〜〜
今回カッティングした蛇骨-JAHKOTSU- DUB、僕の印象では街を辿り、掘り、進み、どっしりとした靴の足跡を確実に付け進んで行き、聴く側が歩行のペースにも似た音と言葉のフロウにより曲中で歩いて旅しているような感覚さえ覚えました。
久々に音で再会したMori君はとっくに自分を確立した領域にいて、フィールドワークから得た他者には無い「何か」を持っているアーティストに思えました。
Mori君、
また!
▪️MORI
秋田県生まれ。 イギリス、アメリカ、カナダ、ベネズエラ、スコットランド、日本から成る多国籍音楽集団3000WORLDS a.k.a.3KWのMC。 Member of a.zsession。 Bass Musicを通じ、DUB及びSound System Cultureに傾倒。 Boombap Dub styleee. Neo Dub Mutant Form.
蛇骨-JAHKOTSU DUB
Mori(3000Worlds) × åkagi(Δåkkggggg)
Words by Mori
Riddim by åkagi
Mixed by åkagi
Mastering by 3000Worlds studio
Art work by LEO(TSA)