街を聴く- PAL
「街を聴く」ニ枚目のブートレグはPAL君の
DEEP TOWN DOPE TOWN pt.2です。
PAL君といえば、ガリョウ君とJIKEISAUCEというラップグループとして活動していた印象があります。
その当時は「音楽=最強」と、
自分含めて皆、謎のやる気でギラギラしていた時代だったような....笑
年齢が僕が少し上で今と変わらず、人と上手にコミニケーションがとれなくて、人が居るところにはあまり行かなかった事もあり、交流こそ少なかったのですが音を作ったりラップをしたりする人が今程多くなく、なにせ小さな街なので作る側としては気になる存在ではありました。
それからかなりの年月が過ぎ...
目立った音楽活動は自分含め、皆あまりしなくなり、個々に新たに大事な事を見つけていて、互いにそれらを尊重するようになった気がします。
PAL君もROOT WORK SUPPLYという木工家具制作やリノベーションの仕事をしていますが、何か木工作品からは音の匂いを感じさせるアプローチもあり、現在も何かと気になる存在です。
「ROOT WORK SUPPLY」
そして突如、DEEP TOWN DOPE TOWN pt.2のリリース。
この曲をはじめて聴いた時、無理に街を盛り上げようとか変えようとかではなく「眠る街」と共に過ごすPAL君の素直な声、この街で暮らしてる人間には当たり前にスーッと身体に入り込み、正直もの凄く感情が揺さぶられました。
一見、この街で感じるネガティブさえも浮遊感と高揚感を感じるシンセとビートに言葉を乗せ代弁し、自然と身体を揺らす事でじんわりとポジティブにいつの間にか変換するというヒップホップアートの凄さも改めて感じたし、彼の中で、今リリースした事は何かの感情が頂点に達し、ただただ言いたいことがあって、ただただ純粋にラップをせずにはいられなくなった、はだしの感覚も受けました。
そして、音楽が大好きだったあの彼なら、この曲をCDJに入れ身体をノリノリに揺らし、EQツマミも相変わらずいじりまくって、DJしてる事でしょう!
曲を聴き、リリックを読み、この街に住んでるモヤモヤを少し溶かしてくれるような、ここに住む在り方を教えてくれたような、そんなクラシックになり得る作品と感じました。
各種配信サイトやオフィシャルMVからもリリックが見れますので是非、読んでみてください。
PAL君、リリースおめでとうございます!
というか
ありがとう!
●PAL - DEEP TOWN DOPE TOWN pt.2 (Prod.by MAHBIE & SUKIMA)
Lyrics by - PAL
Prod by - MAHBIE & SUKIMA
Mixed by - BSL STUDIO
Directed by - スーパー・エビ・フライ・フィルムCover art - K5
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DJ RYO a.k.a EmbeeによるHiphop Mixシリーズ「emBeehive3」にもDEEP TOWN DOPE TOWN pt.2が収録されています。
https://beehive2019.thebase.in/
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