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街を聴く- kyoh3i (houseofage)


街を聴く、三枚目のブートレグはkyoh3i君のLIGHT&SHADOWです。

kyoh3i君を知ったのは、確か3年位前?

彼の作品も取り扱ってる、秋田市旭南の「のら珈琲」の森さんが、横手にラップとトラックをつくってるkyoh3i君という人がいて、今はL.Aにツアーに出ていると...

何ともあと引く、気になり過ぎる話しを伺いました。

早速、YouTubeで"Party is over"やbetterや色々チェック!
(kyoh3i君の音で踊ってる人も)


何か北東北のイナタさとユルさ、独特過ぎるアートワーク、ジャイアンツを彷彿される彼が所属するギタンズ(GITANS)ロゴ、今ある物を使うヒップホップ的DIY精神。

Doctor Kano - Secret Stuff Cassette Tape

しかし、それらと裏腹に決っしてコミカルを狙った音ではなく、予想を上回るトラックのサンプルセンスや気の抜き方、気の入れ方も使い分けてて、声の太さと厚みも感じていました。

2021年の2月に場 | 点線面で行われたnost(OVO)の個展"残響"にsunny coffee roasteryの住谷さんが連れて来てくれて、その時が初対面

「sunny coffee roastery」

そしてkyoh3i君には11月に開催された「はだしのこころ」にも作品展示とパフォーマンスをしてもらいました。

出展をお願いする時、僕の中ではkyoh3i君を以前からチェックしてて、その時からはだしの感覚を感じてたし、今すぐにでもお願いしたかったのですが、OVO金子はまだ街のアーティストを模索してる段階。

金子はkyoh3i君の事を知らなかった事もあり、

「何故?kyoh3iさんにお願いするの?」と...

しかし僕が「ヒップホップというのは、楽器や演奏もできない人が、レコードのブレイクを二枚使って....」

とか

柔軟で自由な感覚から生まれたアートの事をゼロから説明したところで理解されなさそうだなと。

そのタイミングで丁度、横手のlavishという美容院でkyoh3i君が監督をしたというモンスターパニックムービー、「ターミネート・オブ・ギャング」の上映会があるとの事で金子も連れて行きました。

映画がはじまるやいなや、主演のSIGGA氏の演技に誰よりも笑っていた金子を横目で見ながら、もうそれで彼の感覚は伝わったと感じ、出展をお願いする意思は二人の間で決定的になりました。

kyoh3i氏が運営するG-SHOPよりリリースもされている

そして、kyoh3i君が思う「感覚の対話」LIGHT&SHADOWという曲は完成しました。

「言葉はツール 本質はソウル...」

という感覚の対話を示すようなパンチラインからスタート。

ときに自分を奮い立たせるような言葉と共に「痛みすらもソース」と人間らしい一面と本当の彼の内側が見える作品になりました。

また、はだしのこころのパフォーマンスでは、様々なハンデを抱えてる人も、そうじゃない人も、皆同じくビートに揺れ、同じ感覚になれた事、あの日あそこにいた誰もが感じれたと思います。

kyoh3i君、今年はお世話なりました。
ありがとうございます!

▪️kyoh3i
秋田県大雄出身のラッパー/トラックメーカー/プロデューサー
10代前半でスケートボードに出会い
skate vhs から流れるhiphopに強い影響を受ける。
2008年頃からMTRでレコーディングを始め
2013年GITANSのオリジナルメンバーとしてCDアルバムを自身が主幹するレーベル
houseofageよりリリース。
そのほかミックステープ、EP
カセットテープなどをリリースしている。
別名義Kanomaker,トラックメーカーDoctor Kanoなど様々なプロジェクトを遂行中。

その音楽は時にゆるく時に激しく時に優しくリスナーの耳に届く。いかに彼がこの混沌とした現代社会の中で葛藤し苦悩しながら人生をゆるく楽しもうとしているのかが伝わるのではないだろうか。そう、それはまさに現代を生きる人々に送るDoctorからの処方薬なのである。

現在は音楽活動を軸としながら
web shop G-SHOPの運営
映像制作会社AG-FIXONの代表を務めるなど多岐にわたり奮闘中。
やり続けるのが唯一の手段だ〜という彼のリリックにもある通り、それを体現し続けている。
依存性高めの処方薬、過剰摂取には注意である。

http://houseofage.blogspot.com/

https://gshop500.thebase.in/

https://instagram.com/houseofage

https://houseofage.bandcamp.com/

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