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2024年もお疲れさまでした

 あっという間の年の瀬ですね。
 思えば昨年、俺は28年近い同人活動を引退して同じように一年振り返った記事を書いたとき、来年は何が起きるだろうと、わくわくしていました。
 四半世紀以上自分の人生を費やして活動してきた絵を描いて漫画を描いて本を作って頒布するという一連の同人活動を辞めてから今日にいたるまで、割と中の人はのんびり起こる事を楽しみながら一年過ごしていた感じが強いです。

 今回は一年を総括する大晦日に一年を振り返りながら、色々書いていけたらいいなと思ってます。


1.この一年全く絵を描いていなかった(代わりに文章は捗った

 実を言うと全く今日までタブレットのペンを握った事もございません(笑)
 2024年年が明けてすぐ、俺は同人活動で頒布してた本、ノベルティグッズなどの余りを全て燃えるゴミに投擲(笑)してから、今日に至るまで絵を描こうかなと思う事象すら起きませんでした(笑)
 四半世紀以上毎日ずっと何かしら描いていた俺にとって、何も産みださなくていいんだって思える初の一年だったと思います。だからこそ絵を描いてそれを見せるという承認欲求は一切起きませんでした。そういう以前は憑いていたものがすっかり抜け落ちた感じでしたね。

 代わりと言ってはなんですが、元々同人誌を出してたのは絵はヘッタクソの極みでしたけど(笑)、物語を作るのが元から好きな性分でそれを漫画にして描いてたのもあったので、物語を作る方向では捗りました。主に活動してたのは後から出すであろうブループロトコルで話を書いてネットの海に静かに流してました。当初目につく場所にはおいてなかったのであくまでひっそりと活動してきただけですけど。

2.ブループロトコルの終わりを見届けて

 2024年と言っても過言ではない俺の一年を占めたブループロトコルは同年8月28日にサービス終了が告知された。2025年1月18日に終了を迎えることになる。
 ……思えばこのゲームに何が惹かれたのか俺にも分からない。でも節々にこのゲームの良い所はちゃんとあって。その節々が俺を引き留めていた原因でもあった。……何よりサ終が決定した後、俺と常時遊んでくれたり会話をする相手が増えてしまったという点が大きい。サ終が決まるまではそんな事無かった(ほとんどボッチプレイだった)
 ……できる事ならサ終が決まるよりもっと前に遭いたかった人ばかりだ。 
 他愛ない話から一緒に野良で高難易度ミッションを遊んでくれる人が現れたり、俺が暇つぶしに初心者指南みたいな感じで手伝うという名目で建てたパーティに入ってきた人と何度か一緒する事から会話をするに発展した人、同じような出会いからチームのメンバーとして毎日遊んでくれる人まで。
 サ終が決まったからと言って、だらけてるのは好きじゃなかったから俺は割と積極的に動いていたのもあって、初心者指南という名目みたいな感じで出会ったプレイヤーは全て12月の最後のアップデートで出た高難易度ミッションもクリアできる程度には腕を上げてくれていた。そういう所も俺の役目を果たせたのかな、と思う。かくいう俺も高難易度ミッションでほぼお会いする人からパーティ募集で一緒にクリアをすることも出来た。
 ああネットゲームの人との出会いもいいもんだなって本気で思ってしまっただけにあと半月程度で終わってしまうのが何より辛い。何でこんなつらい思いをさせてくれるんだコンチクショー。でもサ終が決まってからすぐやめるなんて選択はその日も今も頭にはなかった。ここまで来たんだ、サ終までちゃんと見届けてやるよ。
 
 中の人は十数年前にネットゲームに相当のトラウマを植え付けられた記憶があるため、ブルプロは始める前は割と二の足を踏んでいた。誰かとマッチングすることも怖がっていた。……でもこのゲームと出会ってそのトラウマはいつしか払拭してた。知らない人と交流するのも楽しい、というのを教えてくれたブループロトコル。ありがとう。

3.猫と暮らすことが楽しくて

 猫。名前はプレストン。
 3歳(推定)になって、今年も一年べったりでした(笑)
 猫へ愛情を向けまくって溺愛しまくったおかげで、猫は自己肯定感を高めた状態で殆どと言っていい程今年も悪戯せず、やんちゃせず、時々暴れますがそれでもビビリな性格があって俺の傍から離れませんでしたw
 俺もまた猫を溺愛することで猫が俺を求めてくれるから、自己肯定感を得られてしまってるせいか、絵や文章を載せることで求めていたイイネとかからくる承認欲求が殆どなくなりました(笑)
 もともと猫を第一に考えようと思って同人活動を辞めたのも理由の一つなので、そりゃ猫が俺を認めてくれれば他は何も要らなくなりますね。

 幸いなことに、プレストンは雑誌「ねこのきもち」に掲載してもらえる機会がありました。12月号と来年3月号にも掲載予定ですw
 俺が今年6月にコロナにかかって寝込んでいた時、プレストンは俺の傍から離れませんでした。離れないまま変顔して寝てたのを投稿したらそれを載せてくれと言われて雑誌に掲載されたのが始まりです(笑)

 中の人は数年前に鬱病を二度発症してます。一度目はまあまあ半年くらいで寛解しましたが、二度目は長く、治療を三年要して2020年にもう大丈夫と言われてから四年近く、何度か辛い危機はありましたがとりあえず今年も一年何とか仕事に行けたのは猫の影響が大きいです。……猫だから、という訳じゃなく、守るべきものが現れたから。
 俺はマイノリティな部類に入る人種なので、人間と家族を作ることは出来ません。それは俺が一番理解しているしそれを人間に理解してもらいたいとはちょっと辛すぎる選択になる。誰かに迷惑をかける位なら一人で生きようと思って自覚してから十数年、猫が家族になってから、少なくとも自分本位では生きられなくなったなぁと思います。少なくともそういう意味では、同年代の家族を持つヒト達と考えは同じ位置になれたんじゃないか、と思うと自分が欲しかったのはやはりこれなんだろうな、と思ったりもします。

4.2025年はどうなるだろう?

 だから恐らく2025年も、俺はプレストンとまったり生きながら、また自分がワクワクする事象や物事に首を突っ込んでいくと思います。

 2024年も残す所あと6時間余り。
 今年も一年お世話になりました。楽しかった。
 来年は何事も起きず、平和で安穏とした太平の世になるようお祈り申し上げます。

 2024.12.31
 Aki.H